クレイジーソルト
長男も次男も中学生になって。ちょっとずつ大人びてきたというか。反抗期の襟足みたいなものがあるというのか。
前よりもちょっと斜に構えた様な。素直さが素直に出せない様な、出さない様な。そんな年齢になってきた。
お弁当を買いに妻と次男とマックスバリュに行った先日。
お弁当以外のものをぶらぶらと見ていると。たまたま別で動いていた次男を見つけた。
砂糖や塩が置いてあるあたりの棚を、軽く見ている次男。
「何してる?」と歩いて近づいてみると。
「何でもない」とクールな返事。
表情が徐々に大人になってきて。喜怒哀楽がはっきりしていた小学生時代は、かなり遠い昔だ。
成長の証、といえばそうなのだが。子供らしさが抜けていくのは
面影に囚われる親としては、正直寂しい部分も多い。
「クレイジーソルトって知ってる?」
「これ、作っている人が全員。白目剥きながら舌を出してバカみたいなふりをして作っているから、クレイジーソルトって言うんだって」
口から出まかせ。それを聞いた次男は、一秒後に横を向いて「ふふっ」と小さく肩を震わせていた。
真正面からみることはできなくても。笑う表情にはまだまだ昔の面影が残る感じ。
ほっとしたような。そんな笑顔を引き出すためにこんなジョークを言うのも小さな依存なのかな?とか。
子供も難しい時期に入っていくが、父も難しい時期に入った様な気もする。
更新 2026月07日09 09時07分
