どこまでも細かく
母親をつれて、親戚の新盆の帰り、ウェルシアに寄った。
自分の買い物はないので、母の買い物の間、店内をうろうろ。こういう時間、僕は苦にならない。
自分でお昼ご飯を作っているからだろうか。スーパーの生鮮品を見ているだけでも飽きない。
日用品も、もちろん。自分が知らなかったアイテムに、いつ出会うかわからないので、こういう時間は好きなのだ。
ノンアルコール飲料の近くに、ちょっとした清涼飲料用の冷蔵棚があった。そこにあったのは、パックに入ったりんご。
最近よくある、あとは食べるだけのもの。いわゆる「りんご、むいちゃいました」だ。
同じような商品は、セブンイレブンでもよく見る。りんごは色がわかりやすいので、上手に作ってあるなぁ、と毎回思うのだ。
ところが今回、よく見てみると、セブンイレブンのそれよりも、さらに一歩、個包装が進んでいた。
なんと、切り分けられたりんごが、一切れずつ透明な袋に入っていた。
ここまでするんだ、という驚きが第一。でも確かに、こうなっていれば、鮮度も色の変化も、さらに心配しなくて済む。
一方、昨今の中東情勢もあって、「石油製品の過剰利用ではないのか?」とも思う。こういうことがいちいち頭をよぎるのが、いいことなのか。悪いことなのか。
「りんごくらい、自分でむけばいい」
という意見も、もちろんある。だが、歳をとると力が入らない、うまく包丁が使えないなどの理由で、りんごを諦める人もいる。
そういう人には必要な商品だ。そういうことが理解できる年齢にもなってきたのだ。
