ふらふらしてたら、また出会った。
まいど。
今日は前倒しで笑顔袋の回収に行って来た。
月曜日もまた行く。
それと別に明日はTalkNote。
その準備も今さらながらしている。
今日斉藤和義のUstライブがあると聞いて。
彼といえば、今は「ずっとウソだった」だよね。
今、巷でさわがれている原発反対ソング。
こういうのは、忌野清志郎も昔タイマーズでやってる。
それを探しているうちに、いつしか甲元ヒロトが清志郎の告別式で読んだ弔辞のyoutubeにぶつかった。
これ、知ってたけど。あらためて見て、読んで。
とても素敵な文章だと思う。
前にもアップしたけど、またアップしちゃう。
きよしろー、えー、きよーしろう!
あなたとの思い出に、ろくなものはございません。突然呼び出して、
知らない歌を歌わせたり。なんだか吹きにくいキーのハーモニカを
吹かせてみたり。レコーディングの作業中にトンチンカンなアドバイス
ばっかり連発するもんで、レコーディングが滞り、その度にわれわれは
聞こえないふりをするので必死でした。
でも今思えば、全部冗談だったんだよな。うーん。今日も「清志郎どんな
格好してた?」って知り合いに聞いたら、「ステージ衣装のまま寝転がってたよ」
っていうもんだから、「そうか、じゃあおれも革ジャン着ていくか」って来たら、
なんか、浮いてるし。…清志郎のまねをすれば、浮くのは当然。でもあなたは、
ステージの上はすごく似合ってたよ。ステージの上の人だったんだな。
一番最近会ったのは、去年の11月。それは、ザ・フーの来日公演で、
武道館の。その時、あなたは客席の人でした。ステージの上ではなくて。
沢山の人が清志郎にあこがれるように、あなたはロックンロールにあこがれて
いました。僕もそうです。
そんな一観客としての観客同士の共感を感じ、とても身近に感じた直後、
あなたはポケットから何かを出されて、それは、業界のコネをフルに生かした、
戦利品とでも言いましょうか、ピート・タウンゼントの使用するギターのピックでした。
ちっともあなたは観客席の1人じゃなかった。ぼくがあまりにもうらやましそうに
しているので、2枚あったそのうちの1つを僕にくれました。…こっちじゃねえや
(ポケットの中を探る)…これだ。ピート・タウンゼントが使ってたピックです。
これはもう、返さなくていいね。納めます。ありがとう。一生忘れないよ。
短いかもしれないけど一生忘れないよ。それで、ありがとうを言いに来たんです。
数々の冗談、ありがとう。いまいち笑えなかったけど。はは…。今日もそうだよ、
ひどいよ、この冗談は。うん…。なるべく笑うよ。そんでね、ありがとうを言いにきました。
清志郎、ありがとう。それから後ろ向きになっちゃってるけど、清志郎を支えてくれた
スタッフの皆さん、家族の皆さん、親族の皆さん、友人の皆さん、最高のロックン
ロールを支えてくれた皆さん。どうもありがとう。どうもありがとう。
で、あと1つ残るのは、今日もたくさん外で待っているあなたのファンです。彼らに、
ありがとうは僕は言いません。僕もその1人だからです。それはあなたが言ってください。
どうもありがとう、ありがとう!(遺影に右手を振る)
んでもって、この弔辞を聞いたら、あの歌を聴きたくなった。
エイトビート。
今いろいろあるけど、とにかくこの歌を聴いて生きる。
ただ生きる、生きてやる。呼吸をとめてなるものか
どんな今でも始まりは今。
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