眠りには音がない

眠りには音がない。でも寝覚めには音がある。

夜明けが早くなって鳥の「チ・チ・チ」という声も早い時間から聞こえるようになった。 鳥の声で目が少しだけ開く。 天井近くの小窓から、平たい柔らかい光がうっすらと差し込むようになると、自然と目が覚めてくる。 布団で少しうだうだしながら。よくないんだけどスマホを触ったりしながら。いよいよ二度寝が難しい頭の冴えになってしまって、しぶしぶでもないけど、起き出して最近1枚だけになった毛布を片付ける。

早起きに無理があると、一日中どうもすっきりしないんだけど。この時期になると、無理やり寝付いたほうがそんな感じになってしまう。道具の動物になったとて。まだまだ人間には「動物本来のなりわい」みたいなものが残ってるのだろう。早起きに無理がない季節になってきた。夏の足音が少しずつ近くなっているのだろうと思う。

と、まあきょうはここまで書いて白状したいのは最初の書き出し。

「眠りには音がない。でも寝覚めには音がある。」

を思いついたらすごく響きがいいなぁと、昨日からブログの書き出しはこれにしようと決めていたこと。 そしてその後がどうにもうまくつながらず、出オチのようになってしまったというか、いきなりサビを歌ってしまったなーみたいな気持ちで文章を今書いている、ということです。

ここよ。これがひらめきの凄さ。そしてそのあとの難しさ。


更新 2021月05日14 09時18分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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