カレーはルーを食べるものだと改めて気づいた

毎週金曜日は、カレーの日。昼のカレーを夜の分まで作る。そうすると奥さんは夕飯の支度が要らないし、花の金曜日をみんなで楽しめると思って始めた。

こちらだって大きな手間は特にない。2食作るカレーを、4食分を増やすだけ。少ない量のカレーを作る方が難しいので、こちらも助かる。

「具だくさんカレー」という言葉が、割と頭の中にあって。具が少ないと寂しいな、と思っていたのだけれど。つい先日作ったカレーで、それを間違えだと思い知らされた。

カレーは「おいしいルーを食べるもの。おいしいルー作りがカレーの最初で最高峰」と言うのが、僕の今の結論だ。

たまたま見つけた牛のすね肉。そこから出汁がよく出ていたこともあるけれど。多すぎてしまうと、ルーとのバランスがやはり悪い。

その分ルーの味を濃くしたり、もっちりさせようとしても、今度はおいしいルーになりにくい。

いつの間にか、僕は「具だくさん」という呪縛にとらわれていたのだ。

いつもより勇気を持って、もう少し水を入れて。出来上がったカレーは、とにかくルーがおいしかったのだ。

ルーがあるから、ご飯がおいしい。その土台があってこそ初めて、具材のうまさも生きてくる。

具材も、大きければ良いわけではない。その上で、邪魔にならない快適な大きさ。それが目指すベストバランスだ。

とにかく、頭の中で思っていたよりも水分多めでいいんだ。そうやって初めて、ルーが美味しくなるんだ。

今頃になって、嘘みたいな発見。当たり前すぎるかもしれないけれど、そんな事実がキラキラした週末だった。



更新 2025月01日27 11時23分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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