ChatGPTでも、人と同じことが起きている
ChatGPTをどうやって使っていくのか。仕事もそうだし、個人的にも色々と試行錯誤をしている。
ChatGPTに仕事をしてもらう時、最初にプロンプトという仕様書を渡すことが多い。
誰がやっても結果が同じになるように、できるだけ詳細に書くようにしている。
例えば、当社の朝と夕方のXへのポストは、ChatGPTが考えた文章を、予約投稿できるようにしている。
その文章を書くのに、仕様書として1000文字程度のテーマを100個用意。ランダムにテーマから選んで、文章考えるようにしている。
このやり方を思いついて、最初のチャットを立ち上げ、色々とやりとりしながら、何とか『これならば』という仕様書を仕上げていった。
投稿の文章のストックが完全になくなってしまい、新たにチャットを立ち上げた。
プロンプトを教え込み、追加の挨拶文を出力してもらったのだが、仕上がりがかなり違っていたのだ。
文字数が守られていなかったり、同じテーマを使い回ししたり。文章のパターンがかなり似ていたり。
ChatGPTとやりとりしながら、『ここが抜けてる、あそこがおかしい』と試行錯誤を繰り返した。それでも、前回のような出力にはならないのだ。
結局、古いチャットから前回のものを探し出し、そこに改めてお願いすると。全く問題ない文章が出来上がった。
今回、人にお願いする上でぶつかるよくある悩みに、ChatGPTでも悩むことになった。
「あの人にお願いするとうまくいくけれど、同じ内容を伝えても、この人だとうまくいかない」
「どうやったら、誰にでも伝わる指示書が作れるだろうか」
AIを使って、人の依存から脱却する。人ができないことをやる。そのはずなのに。
AIに対しても。今のところ同じような課題が出現していることに。ちょっとびっくり。ちょっと笑っちゃう気分でもある。