001-クローズアップ現代

まいど。

最近7時過ぎに夕飯を食べる事が多いんだけど、まあ7時30分を過ぎると、ほぼNHKの「クローズアップ現代」を見ている。
やーーおっさんになったもんだ。

昨日の日記の「もやもや」の理由の一つが実はここにある。

昨日はさ、国民保険の滞納についての特集だった。
でさ、今国民健康保険を滞納し、保険を使えない人が多いんだって。
でもって、結果病気になっても、病院にいかずに最悪死亡してしまうケースも。

死亡者のうち、最も国民健康保険に未加入だった人が多い割合は広島市だそうで。
そこで亡くなった方をサンプルケースとして、特集をしていた。

亡くなった方は、だいたいこんなかんじだった。

・40代で亡くなった。
・一度事業に失敗して1000万円くらいの借金があった。
・アルバイトを掛け持ちして、生活をしていた。
・一度国民健康保険が払えずに、役場に相談。割引適応を受けて、年間8万円に。
・しかしふたたび払えなくなる。結果年間3万円の負担になる。
・それでも払えない。
・その後、高血圧症になるも、病院には通わず。急性くも膜下出血でお亡くなりに。

論点になっていたのは次のこと。

・重度の病気になった場合は、無料で国民健康保険を受けられる。
 そのことについて、広島市が男性に提示していたかが、不明。
 (していないと思われる)

・広島市は男性の病状(健康状態)を把握できなかったのか

・とはいえ広島市は市の財源でかなりの金額の国民健康保険を肩代わりしており(やむ終えない場合の、ね)
 基本的に財源を節約する必要があった。

以上はテレビでやっていたことを、俺の記憶で書き写してみた。

でもって、自分が気になったのは以下の点。

・この男性の兄が登場。国民健康保険を発行してもらって
 病院にいくことができれば、弟は死ななかったのではないか。

で、気になってる俺の意見は以下。

・兄貴、なんで弟の健康保険分を払ってやれなかった?
 多くても8万、うまくいけば3万だ。

・広島市が男性の健康把握する前に、身内が把握していなかった?
 把握していれば、少なくとも病院にいこうって話になるのでは?
 そうすれば健康保険分の支払いについて解決があったのでは?

・市は「支払うように」と監督するのが基本。
 自分から見て落ち度はないと思う。
 なんでもかんでも救いたいのは、人間としての広島市役員だって同じ。

・亡くなった男性はしっかりした方で、お金を借りることについて
 負い目があったのではないかと思う。
 これ以上借金を重ねられない、という。
 だから、だれにも健康保険のことは、言い出せなかったのでは?

人の家族のことをがたがたいう気はないけれど、なんで個人の次が社会なんだろうってすごく不思議というか情けない気分になった。
家族っていう小さな社会があるだろう。
兄弟なり親戚なり、もっと干渉してもよかったのではないか?

自分の中にそんなことがうごめいて、なんだか気が重くなったのでした。
個人主義って名前の元に、人がどんどん孤立して、その言い訳を社会に求める、みたいなのって…………

なんか「下品」って気がするんだよ。俺
それが昨日のもやもやの一つ。


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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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