001-免許とJAFと携帯と。

まいど。
これは書くべきかどうかちと悩んだけど(恥ずかしいので)
まあ、自分の日記だし寝る前に

「あ、書いておいた方がいいかも」

って思ったので、書いておきます。

昨日免許の更新にいった。
一度駐車禁止がったので、違反者講習。
東部免許センター(いつもテニスやってるところの近く)までいったさ。
で講習を受けた。

ビデオが面白くて集中してみてたんだけど、自分は携帯の操作とか、iPod(音楽)の操作とかを、ちょこちょこやる癖があるさね。
で、それが集中力をかなりそいでるなーって改めて実感しました。

違反者のビデオって、たとえば事故した人の人生を必要以上に悪く見せてる部分もあるんだけど。
それを差し引いてもまあ携帯の操作(通話はしない)が多いなと。
停車中にやってるんだけど、それでも回数多いなって。
車の中ではmixi中毒かも…って思い直したのね。

なんで、携帯とか操作するときはきちんと路肩にとめて、操作しようって思ったのね。
それが午後4時。

その後、お客さんとデザイナーのところへの立寄を終えて、最後にプレゼンと操作説明へ。
7時30分に始まる予定だったんだけど、結局メンバーそろったのは8時30手前。
今回納品予定のサンプルを説明して、あと、うちが得意のブログをフル活用したシステムを紹介したさ。
結果として納品予定の物は、正式受注でGOになった。
また、ホームページの方は、上に働きかけるきっかけになったようだったし、個別にメンバーの一人から

「あのタイプのホームページは便利ですよね。うちのお店でも入れたいです」

という言葉をいただいた。
なので、それなりの成果と、思った以上に後につながる予感で終わることができた。

それが午後9時35分。

そのあと人に会ってもの渡す用事があった。
お客さんの駐車場で携帯をいじるわけにはいかなかったので(閉めるから)車をだして、とりあえず近くの道に。
で、ちょうどいい感じの路肩があったので、そこにいったん停車して、携帯で連絡入れようって思ったさ。

そこでアホな俺の事件(?)が起きた。

路肩に止めようとハンドルを左に切った。
夜で視界が悪かったのだが、そこはちょうどタイヤ一本が入るくらいの側溝が口を開けていたさ。
しかもいい感じに草が多いかぶさっていて、なおさら見えにくくなっていた。

俺は目視で「あそこは路肩」って思い込んでるから、迷わずハンドルを左に。
そしたら、一気に

「ゴーーン」

で車がまったく動かなくなった。
それが午後9時40分。

いったん車からおりて、動かそうと努力するけど、さすがに車は動かない。
なんとか出そうと車を動かそうにも前輪が空転するので、どうしようもない。
財布を見るとJAFの会員カード。
車を買ったときに担当のディーラーにすすめらて、入っていたんだよね。
ああ、まさかこれを使うとは。

そう思って初めてJAFに電話した。
それが午後9時45分。

電話によれば50分程度到着までかかるとの事。

自分にとってそれからJAFが到着するまでの時間が、なんか色々教わるものがあった。
車が交差するスペースはあったので、通り過ぎる車は何台もある。
そのほどんとが、自分の車の前で速度を弱めて、見ては去っていく。

「まあ、そうだろな。俺もやっぱ見るし。」

そう思っていると、一台の車が止まってくれた。
自分の親くらいの年齢の男性だった。

「どうしたー」
「やーー、やってまいました。」
「JAF呼んだ〜」
「やー呼びました〜」
「高いのよんだね〜」
「会員なんで〜」
「あそー」

その男性は、左前の状況を見て
「これは板を一枚噛ませばバックででれるんだけどね〜」と言うと、かます板を探しはじめた。
ああ、なんとかしてくれようとしてるんだなぁ。
そんな風に感じながら自分も板か何かを探してみることにした。

無理に出して変にしちゃったら嫌だったので(側溝のコンクリで底削っても怖いし)
自分で何かするのはやめようと思っていたんだけど。
それでも「ああ、自分で努力してないかもなぁ」って思い、その男性の協力を受け入れさせてもらうことにした。

それが午後9時50分。

その後、前輪に鉄パイプやら板をかまして、タイヤをかまして脱出に挑戦。
だけど、その側溝のまわりは土がいっぱいで(ってかほとんど土)どんだけタイヤを持ち上げようとしても、
タイヤが持ち上がらない。てこの原理を使おうとしても、支点部分が土だから、どんどんそこがへこむ。
結果としてタイヤがかまない。

さらに、実際に運転席でバックを試みるんだけど、変にアクセルをいれると、車がどうなるか不安もある。
左目の前には協力してくれる男性。

「間違ってもこの人を轢けない。巻き込めない。」

そう思うと思い切ったアクセルも踏めない。
そんなこんなで一通り試し終わったのが、
だいたい午後10時10分

「じゃあ、いってみるよ」
「夜分に親切に、ありがとうございました。本当にすいませんでした。お気をつけて」

小さくなっていくテールランプに深々と頭をさげた。
これで上手にいって、車を出せたら、連絡先を伺ってあとできちんとお礼をするべきなのだが、
そういう分けでもなかったので、変に連絡先も聞けない。
(ってかそれでお礼したらやりすぎ)

ただきちんとお礼をして、失礼のないようにしたつもりだったんだけど。
それでもいつもここまできちんと頭を下げるかなぁって思いながら頭を下げた。

「あー、普段頭を下げてるけど、ここまできちんと頭を下げてないかも」

そんは反省がよぎった。

男性と格闘している間にも、きにかけてくれてる人もいた。
実際に車を降りて

「大丈夫ですか〜?」

なんて声をかけてくれるカップルもいた。
その頃にはとっくにJAFを呼んでいたし、変に巻き込むつもりもなかったので
(怪我しても困る)

「ありがとうございます。呼ぶもん呼んじゃったんで、大丈夫です!」

って気がついたら極力明るく言葉を返していた。
そしたら向こうも安心して

「がんばってください」

って返してくれたので

「ありがとうございました。おやすみなさい」

って声を返した。

こういう時の明るさって大事だなって、思わぬところで気がつかされたりした。
本当の意味でのポジティブ。

「あの人大丈夫かな〜」って相手が思いながら去っていくのと
「あの人大丈夫だわ〜」って相手が思いながら去っていくのでは全然違う。

そのあと、とりあえず思い出して保険屋に電話。
結果からするとJAFは無料だったし、破損修理もなかった(下が土でよかった)。
保険の使いようもないんだけど、その時は念のため確認入れておこうと思って。

事故センターをに詳細を伝えていると、ウィンチのついた車が自分の目の前にやってきた。
思ったよりも早いJAFの到着。

それが午後10時20分

JAFのお兄さんの見立てで、バックではなく、前側から徐々に引き上げる事になった。
(土なので問題ないってことだった)
ウィンチをつなぎ合わせて、ゆっくりと車をあげる。
思ったよりもウィンチで引っ張った。
一度やるところをもう一度トライして車が道路に引き上げられる。

路肩に落ちたところを見ると、かなりの土がえぐられていた。
ここ、コンクリなの?土なの?とちょっとわからなくなる。
ただ、思った以上に沈み込んでいたのは、見て取れた。
同時に、これを人の手であげるってのは、まあ、無理だな…と。

「じゃあ、この先を左折したところで停車して、車を確認しましょう」

とJAFのお兄さんに促されたのが午後10時25分
この間に、待たせている先方からメールで確認があった。

車の下は土はすごいけど、損傷はなし。よかった。
JAFのお兄さんに
「やー、今日実は免許の更新したんですよ」って話をする。

別れ際、
「携帯を操作するために路肩に寄せようとしたくらいなんで、大丈夫だとは思いますが、
 帰り道の運転、本当にお気をつけて」
と言葉をもらう。

去り行くJAFの車にも頭を下げる。

「‥……まあ、その路肩に寄せようとして、こうなったんだけど」

安全にやろうとして、ちょっとした事故になるというこの不条理。
いつもしなれないことをしたから、こうなったのかな?とか頭はもんもん。
なんやかんやでかなり遅くなってしまったので、先方には

「遅くなってしまったので、また次回にします。すいません」

とメールで連絡。
送信時間は午後10時30分
相手には待たせるだけ待たせて、こちらから一方的にキャンセルしてしまって申し訳なかった。

帰りの運転から今にいたるまで、いろんなことを考えていた。
振り返ればプレゼンに向かう前、急いで車を走らせていた。
横断歩道の歩行者に一瞬気がつかなかったりもした。
あそこで事故になっていた可能性もあるなぁ、って思った。

でも、いつも以上に安全に気をつけなければ、こんな事故(?)もなかったわけで。
そうすると、気にしすぎていたのかな?って思ったり。

ただ「これで済んだ」とも言える訳で。
自爆ですんだけれど、もしこの自爆がなければ、反省も振り返る事もないわけだから、
いつも通りのちょっと急いだ運転が続いていて、結果誰かを巻き込む事故になっていたかもしれない。

まあ、別の意味で今日は人を巻き込んだけど…。

とか、まあいろいろな思いが帰り道によぎった。
その分、本当は運転に集中しなければ行けないんだけど。

帰り道に音楽はなし。
もちろん携帯もいじらない。

もんもんとした思いだけが頭の中に鳴ったまま、
家に着いたのが午後11時10分。

この一件のおかげで、

思わぬ人の暖かみにも触れた。
思いがけず自分の浅はかさに気がついた。
知らないところで、他人を雑に扱ってる自分が嫌になった。
自分が同じような他人を見たら、まず車を降りて声をかけようと思った。

そのほかにも。
もう忘れてしまったけど、きっと自分の中にはいろんな気持ちと記憶が残っていると思う。

「そういう物を得た」

と思うしかないのかな?って思った。
で、それを文字という形に残しておこう、気持ちの整理をしておこう、と思って日記に記してみることにした。

そんなこんなで朝。
ぎりぎりまで寝ていたので、ああ、早く準備しなきゃと思って事務所の前に行くと、飼い犬の鳴き声。

見てみると、脱走した上で、網に絡まって身動き撮れなくなっていた





………お前は何だ!w

網を丁寧に外して、犬にとっての「JAF」を完了したのが朝9時10分。

で、長い長いこの日記をやっと書き終えたのが11時09分

さあ、今日も仕事しよう!
ってか、どうしてもこの日記を書きたかったので、遅れてます。
やるぞ!


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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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