テキストは、テキストなりに信用する

インターネットはいまだに「テキスト」の文化だと思う。YouTubeや音声など色々なメディアが出てきたので、楽しみ方は増えたが、それでもメインはテキストだ。SNSで色んな発言が集まり、拡散され、いろんな世の中の声のような顔をする。

SNSが生み出す流れはテキストに真実味を加えるが、それはあくまで雰囲気だ。事実とは違う。言葉は簡単に生み出せるし、そのつなぎ方の妙は、いろんな意図や思惑の元に組み立てられる。それが文学として存在し、だからテキストは素晴らしいと思う。愛しい。ただしそこまで深く使いこなせる人は一部分だ。ほとんどのテキストは単調で、表現できる範囲はざっくりと限られている。言い方を変えれば「常に誤解を纏いながら存在している」テキストとは一般的にはそんなもんだと思う。

「そんなもんだ」と思いながらテキストと触れていく。これができない。つい感情がテキストに踏み込んでしまう。そんなことがSNSには毎秒ある。だから疲れる。そんな人生たまったもんじゃない。テキストにはテキストなりに存在してもらう。そういうメンタルの自分でありたい。テキストをこれからも、テキストなりに信用していきたい。一歩を踏み込みすぎないようにしつつ。


更新 2020月08日21 14時08分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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