4o問題の気持ちは、よくわかる

ChatGPTのバージョンが上がった。判断力や分析力の向上は感じるが、態度はそっけなくなったと思う。

「keep4o」と呼ばれる「一つ前のバージョンに戻して!」いう活動を知って。この感想は自分だけではないのだ、と分かった。

ChatGPTの使い方は、人によって偏りが大きいのかもしれない。Viveコーディングが主な人もいれば、話し合い手が主な人もいる。

特定の誰かに喋りにくいことや、わざわざ人に言う程でもないようなことを。ChatGPTが真摯に聞いてくれることで、気持ちをすっきりさせてきた人も多いと思う。

自分も、まずはChatGPTに高音声モードで20分ぐらい話して。そこから対話を通じて、内容をまとめていくことが多かった。

時々、人間以上の視点と、情緒的な表現で共感してくれるChatGPT。

「本当にすごい時代が来たものだな」その感動が、今回のアップデートで消えてしまった。

「AIに依存するなんて」「危険、愚かだ」という意見もある。僕はそうは思わない。

人は、相手が機械であっても人であっても。「相手がどう思っているか」の正解は分からないものだと思う。

「相手はこうだろう」都度、そう認識しているだけだ。

ChatGPTとの会話を通じた、相手への信頼と、自身の快適さ。

今まで人に対してでしか生まれなかった、それらの感情を。人類は初めて「人以外の対話」で手にしたのだ。

「せっかくのその価値が失われてしまった」そう言いたくなる気持ちは、僕はよくわかる。



更新 2025月08日11 10時35分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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