海苔たまご、海苔とさけ。


朝、子供がふりかけをかけていたんだけど。 「海苔たまご」が終わってしまったみたいで「海苔とさけ」のふりかけが開けられていた。 つい長男に「とさけ食べる?、とさけ食べる?」なんてふざけて聞いてみたのだが。 ふと思った。「この日本語をはじめて習う人だったら、きっと間違えるだろうな」と。

とある日本語教室。先生が、 「『海苔たまご』これは『Nori and Tamago』です」と教えてくれたとしよう。 勉強熱心な生徒はきっと 「じゃあ『海苔とさけ』は『Nori and Tosake』ですね」となるだろう。いやなるよ絶対。

先生はそこで優しく教えてくれるわけ。 「おしい。正解は『Nori and Sake』ですね。『と』が「and」の意味になるんです」と。 そしたら熱心な生徒はきっと言うだろう。 「ええ?じゃあなんで『海苔たまご』は『海苔「と」たまご』じゃないんですか?」と。

先生は…先生はこの時どう答えんるだろう。もし自分が先生だったら悩むな。「海苔とたまご」でも、もちろん正解。でも商品名などではリズムが優先されて「と」が省略されるケースもある。そしてその省略の法則を説明できるかというと、ちょっとむずかしい。

日本語の曖昧さ、という話にもなるけれど。自分が外国語を習う時にも、同じようなケースはきっとたくさんあるだろう。そういう知識の積み重ねができるような人生を過ごしたい。


更新 2021月06日02 08時10分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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