嘘つきは「ノー」と言わない。

嘘つきは、誰もが当然できれば遠ざけたい。

でも、嘘をつく人にも。いろんな種類がある。

意図して、わざと嘘をつく人。それをさらに超えて。意識しなくても、嘘がつける人。

後者は、より嘘つきだとわかりづらい。

嘘をつかれたくないと思っている人は。そもそも、正直者なのだ。嘘つきを見つける。ということが苦手だ。

この人は嘘をついている、という直感が外れる。人を見る目がない、ではないが。「嘘つきを見る目」がないのだ。

そんな人でも。嘘つきを見つける、ひとつのガイドになりそうなこと。それが、

「嘘つきは『ノー』と言わない」

ということだ。

嘘つきは自分を良く見せたい。1番になりたい。他人を従えたい。

自分の根底にある、そういう欲求に逆らえないから、「ノー」を言えない。

何を聞いても「大丈夫」です。どんな質問をしても、詳細を返答するのではなく。「わかってます」と言う。

「はい」や「いいえ」など。はっきりとした返答をしないのだ。

その答えを聞いた人は。全てが肯定的で、安心する。

でも、現実は違う。だから、後でいろいろ問題になるのだ。

残念ながら。見る目がない人の見る目は、なかなか養えない。正直者が、嘘つきを見抜く事は難しい。

そんな僕らに。嘘つきは「ノー」と言わない、という。1つの物差しは。

きっと、役に立つと思ったのだ。

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