言葉がつかえた、物忘れ記念日

先日、初めてお会いする方達と、Zoomでオンライン会議をしていた時のこと。

「言葉が出ないような感覚」が確かに少しあったのだけれど。

オンライン決済の「ストライプ」を。「スプライト」と言い間違えてしまった。

間違いを相手の方が訂正してくれたので、お礼を言いつつ。ちょっとした不安を覚えた。

こういう物忘れは、今まではなかった。

「ふと言い間違えた」のではない。「あれってなんだろう」と一瞬思って。そこから絞り出した言葉で間違えたのだ。

その後も、妻と話していると。今度は、ドラマの「不適切にも程がある」の「不適切」がぱっと出てこなかった。

「不謹慎？いや、違うな。」

あのドラマのタイトル何だっけ、そう妻に尋ねる前に。「不適切」の単語が頭に降りてきたので、そこは何とか乗り切れた。

2024年3月12日、これが僕の物忘れ記念日だ。

新しい老化が、僕に始まった日である。

こういう状況になってみて。一番に思った事は

「物忘れ対策の意味でも。ブログを書くのをやめたら、まずいな」

と、いうことだった。

今まで好きでやってきたことが、急に別の色で輝き出したこと、急に大事に思えてきたこと。

物忘れ自体も含めて。それらすべてが「面白いことではあるな」とは思った。

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