一度だけではわからない
ネットで見つけた発酵あんこのレシピを、3回試した。
最初のレシピは、豆を煮る水の量が多かった。あんこがだいぶドロドロになってしまった。
その次のレシピは。豆を煮る水の量は少なめ。米麹を加えて発酵させる際に、水を追加するやり方だ。
すると今度は、追加の水が少なすぎた。あずきと米麹に一体感がない。もう少し水を加えて、追加で発酵させることにした。
その結果、十分甘くなったのだが、だいぶ麹の匂いもついてきた。
3度目は豆を煮る時の水の量は同じまま、発酵時に加える水の量を、もう少し増やしてみた。
出来上がりは、申し分なし。食べてみると、味わいもなかなか良い。甘さもある。
ただ一つ。米麹の白が残る仕上がりになったため、通常のあんことは、少し見た目が違う。それが唯一気になる点くらいか。
「あんこを炊く」とはよく言ったもので。水分が多くなりすぎると、煮豆になってしまうのだろう。
3回目の発酵あんこは。冷蔵庫で保管していても、水が出ることも少ない。よいあんこだ。
発酵あんこは、小豆と麹を食べるデザートと思えば、よくできている。食物繊維やビタミンも取れるし、カロリーも多少は控えめ。
今後も作る価値はあるな、と思っている。