パチンコメッカの滅亡
自分が中学生に上がる頃。田んぼばかりの我が家の周辺に、続々とパチンコ屋ができ始めた。
一つできては、また一つ。も一つできては、また一つ。そうやって、10年ぐらいかけて。
気が付けば。自宅周辺2キロ位に、7店舗パチンコ屋ができていた。
パチンコを打つ人にとっては、このあたりは天国だった。
そんな状況も、近年だいぶ変わってきた。高齢化や景気の交代、パチンコ不況。
ある店舗は更地になり、駐車場に。ある店舗は、建物も駐車場もそのまま。この一年、ずっとテナントは空いている。
3階部分だけ、インドアゴルフに変わったパチンコ屋もあった。気がつけば今年1月、元の店舗だったパチンコ部分が、閉店していた。
そして。大通りに面した、この地域の先駆者でもある、シンボルのようなパチンコ店が。
3月末、ついに閉店する。
「田んぼだらけのこの地域に、こんなものができるのか」
そう思った、あの時から始まって。この数年「いつかは」と思っていたけれど。
ついに、終わりを見届けることになるとは。
感慨深さはあるけれど。今はそれ以上に
「空いた敷地に。次、何が来るのか」の方が。
正直、気になっている。
大手のスーパーがどこか来るのでは?というのが僕の見立てだ。