子供たちは、付き合ってくれる
夏休みの終わりの少し前。あまりに暑くて、運動できないことを怪訝(けげん)に思った妻が。
「夕方、ウォーキングに行こう」
そう、家族みんなを誘った。
子供たちの顔色はイマイチ。成長につれ、返事の種類もいろいろになった。
ある時は良かったり。あるときは悪かったり。
すんなり「行こう!」とは、いかなくなってきている。幼かったあの日は、遠い昔だ。
それでも、今も昔も素直なことには変わりない。
「行きたい」も「行きたくない」も。どちらも素直な意見なのだ。
自我が芽生えて、やりたいことが増えて。少し大人になった。
結局、家族みんなで散歩に出かけた。
長男は、既に妻の身長を超えてしまった。次男は、腰周りから、もも周りは。長男よりもたくましい。
それぞれの個性で、しっかりと。大人への成長過程を、順調に進んでいる。
親の「こうしたい、こうさせたい」の出番も。徐々に減らさなければ、と思う。
その分、子供の「これはやりたい、これは嫌だ」を尊重していく。
大人の言い分や意見を減らすこと、変化させること。今後の僕らに必要な成長だ。
とはいえ、頭ではわかっていても。なかなか、心に馴染まない。
それでも、今から手をつけて、少しずつやっていくのだ。それは、自分を壊すのではなく。新しい柔軟性を手に入れる、ということだと思う。
そのためには。「いつから」ではなく、「今から」が大事だ。
更新 2024月09日06 08時50分