ごめんね、ブロッコリー

ちょうど昨日「ブロッコリーとかぼちゃが、ホットクックで作るクリームシチューで溶けてしまう」と書いた。

何度やっても同じ結果。食べるのに困るわけではないけれど。できれば、形が残ったシチューも作りたい。

思いが募って日記を書いたその日、作ったクリームシチューにブロッコリーの形が残っていた。

思わず「おおっ!」と声を上げてしまった。だって、ぱっと見、分からなかったから。

蓋を開けた瞬間は、いつもの失敗シチュー。ブロッコリーの小さなつぶつぶが、表面にも中にも、しっかり残っている。

おたまを入れて、かき回しても。にんじんやしめじの色の濃い野菜がばかりに目がいく。

昼食のためにシチューを注いで、注いで。注ぎ進んでいくと、シチューの白い海から、ポセイドンのごとくブロッコリーが現れたのだ。

それは、まさに待ち望んでいた、ブロッコリー。その塊だった。

塊は一つだけではなかった。二つ、三つ。いくつものブロッコリーが、すくいあげたシチューから現れてくる。

やはり、大きさが決め手だった。思い切りが大切だった。必要な大きさがあれば、ホットクックの中でも、しっかりとブロッコリーは残るのだ。

念願のブロッコリーは、ほろっと舌の上で崩れるような食感。味わいは、いつものそれだった。

一方的に不満をブログで書いてしまったけれど。足りないのは僕だった。ごめんね。ブロッコリー。



更新 2024月12日10 08時29分

関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

最新記事

カテゴリー

アーカイブ