ごめんね、ブロッコリー
ちょうど昨日「ブロッコリーとかぼちゃが、ホットクックで作るクリームシチューで溶けてしまう」と書いた。
何度やっても同じ結果。食べるのに困るわけではないけれど。できれば、形が残ったシチューも作りたい。
思いが募って日記を書いたその日、作ったクリームシチューにブロッコリーの形が残っていた。
思わず「おおっ!」と声を上げてしまった。だって、ぱっと見、分からなかったから。
蓋を開けた瞬間は、いつもの失敗シチュー。ブロッコリーの小さなつぶつぶが、表面にも中にも、しっかり残っている。
おたまを入れて、かき回しても。にんじんやしめじの色の濃い野菜がばかりに目がいく。
昼食のためにシチューを注いで、注いで。注ぎ進んでいくと、シチューの白い海から、ポセイドンのごとくブロッコリーが現れたのだ。
それは、まさに待ち望んでいた、ブロッコリー。その塊だった。
塊は一つだけではなかった。二つ、三つ。いくつものブロッコリーが、すくいあげたシチューから現れてくる。
やはり、大きさが決め手だった。思い切りが大切だった。必要な大きさがあれば、ホットクックの中でも、しっかりとブロッコリーは残るのだ。
念願のブロッコリーは、ほろっと舌の上で崩れるような食感。味わいは、いつものそれだった。
一方的に不満をブログで書いてしまったけれど。足りないのは僕だった。ごめんね。ブロッコリー。
更新 2024月12日10 08時29分