もれなく、とはいかない。

ある日、プールを見てみると。プールの水位が明らかに下がっている。

「もしかして、プールに穴が開いたのかも」

急いで見にいくと。水を循環させるホースとプールの接合部が緩んでいて、そこから水が漏れ出していた。

上にある循環穴の位置まで、水位がちょうど下がっている。これがまさにホースの場所。水漏れの原因と結果が、見事に一致した。

緩みを直した後、ホースで水を加える。一晩で、水はしっかり戻っていた。

けれど、また数日して、今度はもっと水位が下がっている。前回のような緩みはなし。いよいよプールに穴が開いたのかもしれない。

そのまま数日様子を見ると。前回とは異なり、今度は下にある給水穴の位置で、水の減少が止まっている。でも、パイプに緩みはない。

周辺を見ていくと、思いがけない箇所に水の跡があった。よく見ると、パイプの一部に亀裂が入っていて、そこから小便小僧のように水が漏れていたのだ。

新たに生まれた今回の原因。謎が新たな謎を呼ぶかのよう。

白いビニールテープで補強して、漏れを潰した。水位もバッチリ。プールの方に、穴はなかったのだ。

大人になっていく子供達は、そこまで一生懸命、プールに入らなくなってきている。

せっかく出したのに、ちょっと寂しい。

それでも。まだまだ今年も、プールを使い続けていける。



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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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