登山に行ってきた
季節が変わるごとに、友達に登山に誘われる。「登山に誘ってくれる」というのが正しい言い回しだろう。
自分だったら、ほぼ行くことのない登山のチャンス。それを与えてくれるのだ。
毎回、めっちゃ苦しいし、登山の道中で楽な事は無い。下りは下りで、体重の重い自分にとっては、足にめちゃめちゃ負担がかかる。
なかなか、周りの景色を見る余裕はない。
それでも、誘われるたびに登山に行くのは。山によって、それぞれ体験が違うからだ。
「登山」というひとまとめで、良い悪いを判断は乱暴だ。
自分特有のしちめんどくさと気真面目さで、毎回「はい」と答えている。
ただ、今回の登山は、景色がとにかく素晴らしかった。近くに沢があって、滝になっているところもいくつもあった。
それでいて、Zの文字のように山肌を登っていくので、のすごく傾斜がきつい、厳しいというところは、過去一番少なかった。
下山途中、山の整備をしている方にも偶然お会いした。実際、登山中何度も
「きちんと整備されていて、登りやすいなぁ」
と思う登山で、わざわざ整備の苦労をしてくれる方の仕事に、感謝する機会もいただけた。
きついけれど、楽しい登山になった。
時節柄、熊の恐怖はいつもよりあったけれど。それが、より周りを注視して登山するきっかけにもなった。
山の全てが僕にとって良いものではないが。
少なくとも山のすべては悪くないし、だんだんと良いところを感じることが増えている。
