見えないところが褒められた
献血をする時、いきなり献血、ということはない。
どの血液でも献血ができるわけではないのだ。血液が薄かったり、状態によっては「また次にお願いします」と言われることがある。
自分はまったく該当しないので、あまり確かなことは言えないが。女性で、特に体重が軽めの方の場合、血液の状態が届かないこともあるようだ。
初めての成分献血だった前回も、同じようにまずは血液の検査。その担当の看護師さんが、血液の結果を確認した直後に、ぼそっと
「………素晴らしい」
と小さくこぼした。その後「数値が素晴らしいです、勝又さん」とはっきりとした口調で改めて教えてくれた。
「ぼそっとこぼす程ですか」思わず尋ねると「ええ、かなり良いです」と笑顔の返事。
「写真には映らない、美しさがあるから」
ブルーハーツはそう歌ったけれど。肉眼では見れない素晴らしさが、僕の血液にはあるらしい。
場所を変わって成分献血のソファーに座った時も。別の看護師さんが数値をチェックするなり「素晴らしい!」と太鼓判。
「勝又さん、数字が素晴らしいので成分献血600mLは欲しいです。それくらい素晴らしい」
ここでも大絶賛。
結果として、初回であることを考慮して400mLの献血。
血液の数値が良いということは、血液の働きが良いということ。食事や運動、睡眠。生活丸ごと褒めていただいた、ということだと思う。
それにしても、イケメンとかそういう目に見える秀で方をしたかったものだな、とも思ったけれど。そろそろ51歳。別にもういいか。
