DISCHARGE


まいど。
今日はほんとに雨だ。
昨日の日記は、今日書けば良かったんだ。きっと…。

山中さわおのソロアルバムが届いたので、さっそく聴いている。
いつもならCDはまずパソコンにいれて、取り込みって感じなんだけど。
それも待てずに、CDPlayerに放り込んだ、という一枚。

一曲目からいきなりさわお節。
山中さわおの声は油断すると少しくどいところがある。
正直一曲目をきいたときに「あ、ちょっとだけまとわりつく感じ?」って気持ちになった。

なったけれど、それはすぐに吹き飛んだ。
このアルバムは良質なロックンロールが持つ要素を全てきちんと持っている。
とりたてて何がすごい、という飛び抜けた要素があるわけではない。
そういう意味ではロックンロールでもグランジな質感。
「キャッチーでポップ」というJ-POPみたいなものではない。

このアルバムにあるもの。
ふと思うのは「山中さわおの風」だ。
彼が音楽を通して感じる「風」がこのアルバムを聞くと、感じられるなぁ。
そう思って何度も流しては聞いている。

「DISCHARGE」の意味を調べたら、まず最初に出てきたのが「荷を下ろす」という言葉だった。
確かに、このアルバムはそうかもしれない。

山中さわおはpillowsのメインアクターとして20年以上活動している。
彼の音楽は年ごとに重圧から外れた新しい音楽に生まれ変わっているのだが
(これは長いバンドとしては究極的にめずらしいこと)その彼に今回「pillows」という荷物をおろすタイミングが来たのだろう。

一個人山中さわおとしての「音」
彼にある全ての荷物を下ろして、かき鳴らしたギターの音色からはじまって。
それがメロディになり、歌詞になり、音楽となって風を届けているのだろうな、とは思う。

このアルバムの先行リリースとして発表された「DAWN SPEECH(ドーン・スピーチ)」
ドライブ、いや、良いツーリングを思わずイメージしてしまう、ほんとに秀逸な曲。
理屈抜きに気持ちいい、ほんと「いい風」が吹く曲なので、良かったらぜひ聞いてみてください。

「How about your life ?」

曲の中でつぶやかれる言葉。
自分に答えはあるかな?ふと思った。



タグ【山中さわお】


更新 2010月06日23 09時37分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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