ぼくらの、これから続く小さく長い震災被害。
まいど。
ちょっと予定よりずれているけれど。
今日の日記を先に書いてしまうね。
震災から一週間。
webの知り合いの方も、親戚も。被災地にいます。
親戚はまだ電気ガス水道が通っていない。
長男が千葉にいて救援物資が届いたのだが、それを取りに行くガソリンがないって言っていた。
想像以上の状況だ。
自分がのうのうと暮らしていいのか、って気持ちにもなる。
遠くの被災地に向けて、気持ちが一生懸命になるんだけれど、はたしてそれだけでいいのかな。
そんなことをふつふつ思う。
先週震度5弱の地震がこちらでもあった。不意打ちな地震。
幸いにして被害が少なかったけど、あと二時間早かったら富士富士宮(震度5の地域)は火事がすごかったと思う。
耐震でよくても、火が回ったらうちはかなり危ない。木造の古い家だからだ。
今こんなふうに日記を書いているのも、こういう幸福なタイミングが重なっているからこそだ。
自分自身としては、遠くの地には、
義援金・リサーチ・タイミングをみて物資の供給をするしかない。
今できること。これからできること。その線引きを自分で決めて、やる。
感情的にはいま飛んでいって、いろんな助けをしたい感情はある。
でもそれはできないし、それをやったら今度は自分の生活が留守になる。
自分の生活だって、もちろん自分で守らないといけない。
そうなると出来ることが悔しいけれど、限られている。
それと別に、震災の被害は地域に着々と染み渡っている。
自分のところも例外ではない。そのあたり、箇条書きでさくさく書いてみたい。
僕が思うところの「今後の課題」。一つ一つかなり根深いんだけど、書いていったら切りがない。
■地元商店街の消費の冷え込み
スーパーやホームセンターの一時的な消費と別に。外食・衣類その他の地域消費が落ち込んでいる。
節約ムードの他に、停電によって外出自体が敬遠されることも原因。
今は余力や多少の貯蓄で回せても、4月もこれが続くと、結構お店が倒れそう。
【できること】
富士ライブでとりあえずお店同士のこえかけ。情報交換。
気持ちの部分だけでもおちこまないように活動。
twitterを使えない人の情報源として、多少でも活動。
http://fuji-live.net/
■計画停電による生産計画の見直し
これはうちも痛い。
UPSでできる事は限られているし、自分たちの生活自体が計画停電前後でなにかしら準備がある。
そうすると生産できる時間が減るので、結果として生産力が落ちている。
あるいは、webの場合は「ちょっとこの誤字直して」みたいな「すぐ」の仕事も多い。
これに対応できないことも出てきているので、お客さんにとっては使い勝手が悪くなっていると思う。
これは意識差もすごくある。仕方のないことなのだが。
計画停電がある地域とない地域。
ない地域の人にとっては「なんで?」と思って当然だ。そちらでは業務が滞りなく進んでいるのだから。
止まってしまうのはあくまでこちらの都合。業務は滞りなく進んだ方が良い。
これも4月以降、
いろいろ面倒くさい関東よりも、西の方で仕事回したほうがやりやすいになってしまうと受注に直接影響がある。
そのあたりの課題をどうしていくかは、自分にとって直接的な問題だ。
(そうでなくても、個人的なディレクションが足りない部分の問題があるというのに‥。←これは自己責任)
うちの業界はノートパソコンでやったりすればいいので、多分まあなんとかなる。
でも、大きな製造工場は換えの電力はないでしょう。
自分たちはなんとか手段があるのだから、解決しなければ。
電力の根本的な解決で間に合う問題じゃない。
【できること】
いろいろ実行おためし中。
■支援づかれ、被災疲れにならないようにする。
できれば「がんばり」は普段の生活で使わないようにしたい。
「がんばる」部分は少しでも被災地へ。あるいは、自分以外の人へのおもいやりへ。
そうするためにいろいろ生活や行動のパターンを変えないといけないことが多い。
言い換えれば、いろんな便利や好意に僕らの生活が支えられてきた、とうことだ。
それらに甘えても来ていた。
そういった存在が欠けたりなくなったりして、自分の甘かった部分が吹き出している。
ここまで書いてなんだけど。
それでも僕らの被害はほんとうに小さなものです。被災地に比べれば。間違いなく。
でも、僕らに影響している部分があるのも事実。
そこをしっかりしないと、遠くに何かをする事もできない。
だから目の前を、しっかり、よりよく。
それをできるだけ早く。
くちでこれをいってるだけでは駄目なので(そういう口だけの奴なので、俺)
言った以上は取り組むし、解決します。絶対。
ここが俺の人生で、ひとつ勝負です。
(それ以前がなまけていたので………)
タグ【日記】