002-デザイン置いてきた。

まいど。

今日もなんだか色々あった。
お客さんのところにデザインを置いてきた。
箱物のデザインなんだけど、自分としてはいろんな成長が見えた仕事だったかもって、今思ってる。

何が違うのか…って話なんだけど、

今回サンプルのデザイン(というか既存のパッケージ)を見せてもらっていた。
で、その中に入るのは類似商品ということで最初同じようなデザインであげればいいかなって思った。

でもその商品は、品物こそ似てるけど、置かれる場所も環境も違う。
顧客層も見せてもらったサンプルとは違うことが、予想できた。

商品は似ているが、顧客が違う。
ってことは、売り方が違う。

前回打ち合わせが終わったあと、車の中で色々考えながら、いくつかの要素を企画してみた。
それは、

・商品がシリーズ化するかもしれないこと
・顧客層に強く訴えかけるアイコンがあること
・他店舗に置かれることを前提にしたときの、差別化

あたりだろうか。
それらに狙いをつけて、大きな企画の中の一部、として、あるパッケージのデザインをした。

ここまで企画ができてると、借りたサンプルはどうでもよくなってくる。
まったく別物のデザインで提案することにした。

もう一点違ったことがある。
それは、明確な意図をもって、人を巻き込んだことだ。

今回パッケージに筆文字が欲しくなった。
個人的にも使ってみたいな、と。
そしたら親戚の子を思い出した。

書道推薦もらえるくらいの子で、俺と仲がいい。
すぐに電話して「書いて〜」って頼んだ。

今回は特に彼女に報酬を払う予定はない。
向こうも楽しく書いてくれてるし、パッケージに自分の書が使われること自体が貴重な体験だからだ。
それを提供する代わりに、書を提供してもらうことにする。
ただ、そのパッケージが世に出たら、報酬は出す予定。
それも大事なことだから。

昔だったらこんなふうに人を巻き込んだりしなかった。
でも今は「立っているものなら親でも使え」
とばかりに、いろんなものを巻き込もうとするようになった。

これは実は大きな違いだ。
昔は「自分のできるもので、組み上がる」だったのだ。
今は「自分がやりたいことを、達成するチームを組み立てる」になっている。

これはデザインばかりでなく、メインのwebもそうだ。
既存の商品、アイディアをただトレースするだけでなくなった、というのは自分にとって大きい変化だ。
それを企画の段階でかなり行っていることが、今思い返すと、すごく嬉しい。

あとは商品としてパッケージが世に出るかどうか。
これはまあ、僕の努力の範囲を超えているので、ほんとよろしくお願いします、です。

メモ的にGXでとった写真を、結局そのまま本番デザインにつかってしまった。
GXになってから写真が良くなって、本当に楽しい。

それにしてもいろんな局面でいろんな自分がでてくるので、自分でもビックリする。
どれがいいとか、どれが悪いとかはわかんないけど、どれも間違いなく素直な自分なんだなぁ…。

この年でも全然自分のこと、分かってないんだな。
はー。


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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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