AppleTV+のアフターパーティが面白い

「AppleTV+は見るものがない」って話を聞くと「は?そんなことないよ!」っていつも思う。でもとっかかりがないのは分かる。どの動画サービスでも最初のニーズは決まっていて「知ってる面白い番組を見たい」か「面白そうな番組があったら見たい」この二つだ。AppleTV+はそのどちらにも魅力がかける。

「知ってる番組をみたい」については、AppleTV+については全て「Appleのオリジナル作品」なので、そもそも該当しない。スヌーピーのアニメの新作が唯一それに当たるけれど、スヌーピーのためだけにAppleTV+に課金する人もいないだろう。

「面白そうな番組があったら見たい」これに対しては今のAppleTV+はイマイチだ。固そうな感じ。凡庸な感じ。丁寧なインフォ画面ではあるけれど「面白そう!」と直感的に感じるかというと、どこか冷めたような感じがあってどうにもそこまで辿り着かない。テッドラッソなんで人生でベスト1のドラマになったけど「破天荒コーチ」という副題と冷めた青をバックにした画像に面白さを感じることはなかった。そういう意味では良くテッドラッソに手をつけたよ。俺。

AppleTV+がやりたいことは、いまやAppleTV+のファンになった俺には分かる。「AppleTV+を信頼してほしい」これにつきる。AppleTV+のブランドを信用しているお客さんが、AppleTV+の提供する良質に手が出るようになってほしいのだ。かなりハードル高め、意識高めの目標だが、やりきれるだろうか。このままいったら多分5年でやりきれる。そこまで作品の質と数を継続することができれば。

前段が長くなったが「アフターパーティ」というサスペンスコメディが現在順次公開中なのだが、これがかなり面白くなってきた。1話目は硬くて少し重かった。AppleTV+はこれがよくある。ところが2話目から話もスムーズで、面白みもいっぱい。俄然楽しくなった。2話目はテッドラッソのようなテンポの味わいがあり、3話目はセントラルパークのようなミュージカルコメディの様相。3話目を見ている時に「や、ありえないから」と何度も突っ込んでしまった。吹き替え版をみているが、AppleTV+の仕事は歌が多くて、ほんと声優さんは大変だと思う。その苦労がしっかりとクオリティになっていて、こちらは心から楽しませてもらっています。ありがとう。

実はアフターパーティの翌週から公開されている「サスピション」も面白い。こちらはハラハラ。今週末に始まる「セヴェランス」も面白そうだ。


更新 2022月02日16 13時01分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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