捉え方の問題

朝ラジオで玄米の話が出てきて、女性のパーソナリティが「玄米はでも胃に負担がかかりますね」とおっしゃってた。その後男性のパーソナリティが「消化の吸収を抑える効果もありますね」と付け加えて。最終的に「良く噛んで食べないといけませんね」という話になった。

玄米も細かくいうといろんな功罪があると思うんだけど(自分は好きで食べてます)今回の「胃の負担」問題でいえば単純に、食物繊維の話だと思う。

食物繊維と炭水化物を一緒に摂るように自分も気をつけているんだけど、そのためにも野菜は大事。でも玄米にするとそれ自体に食物繊維が含まれているので、吸収を抑える効果があるよね、という話。これは別に白米と野菜を一緒に食べるのも同じ話で、この論が進むと「白米だけで食べるよりもチャーハンの方が太りにくい」みたいな話も出てくる。食物繊維ベースだけでみれば、この答えは正解。

食物繊維を多く摂れば

  • 【good】吸収を抑えることができる
  • 【bad】食物繊維自体が胃の負担になる(から吸収が抑えられる)

という二つの言い方をすることができる。問題はその先で、この話を理屈から覚えるのか、印象から覚えるのかでいろんな捉え方が変わってくるなと思った。

悪いイメージが先行すれば、ことあるごとに無条件で「玄米は良くない」からスタートすることになると思う。かといって吸収率の悪い人に「玄米は体に良いから」と勧めても逆効果だ。理屈がないと効果を測ることができない。

でも僕らの認識は割と「印象ベース」なのだと思う。そんなことを再認識した朝のラジオの一コマだった。


更新 2022月03日04 10時21分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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