ニプロの野菜鮮度保持袋がすごい。
冷蔵庫の野菜で困ることはないだろうか。使い切れない野菜のことだ。少し使わないだけなのに、すぐに痛んでしまう。ほうれん草、特に君のことだ。
痛む前に「冷凍ほうれんそう」にして、食べ切るように工夫した。これはこれで悪くない。とはいえ、バリバリと葉は崩れてしまう。塊で凍ってしまって、使いづらかったりもする。
なにより冷凍庫にあるのは、野菜だけではないのだ。肉も冷凍、魚も冷凍、野菜も冷凍。冷凍庫はあっという間に満杯になる。
結局、新たな保管の悩みが始まるだけだ。
ある時、はてなブックマークで「野菜保持袋」という単語を知った。入れるだけで野菜が長持ちするらしい。本当なのか。アマゾンの評価を見ると、概ね意見は好評だ。長年の野菜問題はこれで解決しました、という感想もあった。
そんなにすごいのか。見てみるとお値段もお手頃。レビューの通りの結果になるなら、財布に優しく損もない。最高にお得な買い物になる。早速と思ってこれを買ってみた。
実際に使ってみて。全く素晴らしくて、びっくりしている。
まず、使い方が簡単なことが素晴らしい。
- 野菜を袋に入れて
- しっかり口を閉じて
おしまい。後は冷蔵庫なり常温なり。野菜に最適な場所で保存すればいい。
気をつける事は2つ。1つはしっかりと口を閉めること。もう一つは袋への野菜の入れ方。買った野菜がビニールなどに入っていたら、ビニールから出して、野菜保持袋に入れること。袋のまま袋に入れてはダメなのだ。
問題のほうれん草。入れてみたのは10%引きのお勤め品。今までだったら2日後にはしわしわだろう、それがこの袋に入れると、5日たっても大丈夫。崩れてしまうことがなかった。
古くなったほうれん草は、水に溶けたような、腐った感じになるもの。だが、それがないのだ。新鮮とまでは言わない。けれど、買った時からさほど変わりがない。信じられるだろうか。
「これは面白い。」次にバナナを入れてみた。黄色く熟したバナナ、どうなるか。1週間後、バナナは真っ黒にならず、ほんの少しだけ、細い筋が増えた程度で、黄色いままだった。
散々苦労した野菜の問題は、「入れるだけ」で解決してしまった。強いて手間を上げるなら「最初に入っている袋を外し、入れ替えをする」ことくらい。買った野菜をポイポイと冷蔵庫に放り込むようなことはできず、最初の手間が少し増えた。
野菜を袋に戻すときも、野菜によってはほんの少し手間がある。ネギやセロリなどの長い野菜。専用の細長い袋は、入り口が狭いのだ。
袋の間口にあわせて「日本刀を鞘にしまうように」するっと野菜を動かして入れる。求められる丁寧さの分、こちらもちょっとだけ手間がある。
それでも、この野菜保持袋はすごい。手間の量より効果の方が断然高い。野菜がとにかくもつ、腐らない。
野菜の鮮度を気にすることなく料理ができるので、気になる人はぜひ一度使ってみて欲しいと思う。
ニプロ株式会社 野菜鮮度保持袋 愛菜果 お試しセット 4サイズ×1袋