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人生に残したいものは何か?

街中に立ってる銅像。あれは誰が建てたのか。

その人が死んだ後に、周りの人が後から立てたのか。それとも存命中に、周りの人が立ててくれたのか。あるいは自分自身で立てたのか。

いろんなケースがあるのだろう。

けれど「自分自身を後世に残して、何の意味があるんだろう。」個人的にはそんな風に思っている。

自分の死後。

順調にいけばまだだいぶ先だと思うし、よく分からない。

そもそも何かを残しても、後の面倒を見る人が大変なだけだろう。

そう思うと、なんとも忍びないというか。残った人への押し付けみたいな気もする。

「何かを残す」ということ自体、今の自分にはとにかく申し訳なく感じる。

「後に残さない」ことこそ、後世にとって良いことではないか。

周りに対して、自分は特に残したいものは無いようだ。

だが。「自分に対して」となったら、どうだろう。

「あれがやれなかった、あれをやればよかった。」

後悔を残したくないと言うのは、なんとなく分かる。

それをもうちょっと推し進めて考える。

「あれができてよかった。これを作り上げられてよかった。」

そういう気持ちを自分に残したい。そう思っていることも、なんとなく分かった。

「自分の頭の中にあるあれこれを、きちんと形にしたい」

その実感と事実が欲しい。多分そういうことなのだ。

だから。頭の中に妄想が新たに生まれるうちは。どうやっても全てはやり切れない。

それにとらわれながら、形にしたいと思いながら。あとの人生をどれだけやれるのか、ということだと思う。

人に残したいものはないが、自分に残したいものはある。

改めてそれがわかったと言うことだけでも、ひと財産だ。



更新 2023月04日26 09時14分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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