マッチングアプリを使っているって人を目の前にして、何かすごく衝撃だった。
ちょうど昨日、自分よりも若い独身の人と「最近どう?」なんて話をしていたんだけれど。
「最近調子いいです。新しい彼女ができました」
って教えてくれて。
「え、よかったね!ちなみに差し支えなければ教えて欲しいんだけど、どうやってきっかけ作るの?」
って、何の気なしに聞いていた。そしたら
「マッチングアプリです」
って返事が返ってきて、なんか「うわー」って気持ちが湧き上がってきた。自分でもびっくりしたんだけど。
「マッチングアプリで付き合い始めた人が、目の前にいる!」
っていう。なんだろう。当たり前だけど軽蔑とかそういうものは一切なくて。それよりも圧倒的な感動。
情報として、マッチングアプリというものがあって。それを当たり前にいろんな人が使っているってのは、もちろん知っていたけれど。
知っていたけれど、現実離れしていた「マッチングアプリ」。
ただ、自分がもう結婚していて。ありがたいことに、今はそういうものが必要ないので。
それが急に目の前に来た!という事実が、思った以上の感動の波になって、それに自分がびっくりしてしまった。
その後も、差し支えなければという断りをいれて、マッチングアプリの仕組みとか、使い方とか色々教えてもらった。
「そんなびっくりしないでくださいよ」
と言われてしまったけれど。
いや、君と僕とは12歳以上違うんだ。僕はもう48歳。10引いても38歳。同級生はだいたい20代の後半くらいから結婚している。
だから、そのときにはスマフォすら存在が怪しかったし、マッチングアプリなんて全く存在しなかった。
もっと言えば、30代になって。そのときに言われていたのが
「mixiで付き合い出すのって、怖くない?」
だったのだから。mixi!懐かしい。ちょっともう詳細に言葉にすると、古さが少し恥ずかしく感じる。そんな世代なのだ、僕は。
当時と比べると今のマッチングアプリはかなり優れていると思う。mixiは身元証明なんてなかったから。マッチングアプリはそれがしっかりしている。
そしてmixiよりも目的がはっきりしているので、その分サービスとしても、かなり行き届いている。人が介在する煩わしさや難しさもない。
「ほんと、素晴らしいね」
彼にもしっかり伝えてしまった。
「そうなると、行き帰りの電車が楽しいね」
「そうなんですよ!」
とすっかり会話が弾んでしまった。
現実の足りない部分を、スマフォのアプリをきっかけに。いろいろ補おうと、チャレンジして楽しんでいる。
「スマフォの中には、夢が詰まっているんだな」って改めて思った。その後
「つまらない現実には、逆にとことん冷めるのかもなー」
そんな感想も生まれたのが、ちょっとした驚きだった。
更新 2023月10日12 09時44分