気がついたら、死ぬほど日記を書いている。
僕は1975年生まれ。なので、インターネットや携帯電話が普及する以前から、生きていることになる。
今ではすっかり当たり前になった、インターネット。最初はパソコンを使う、オタクたちのものだった。
それが一般の人に普及していく過程で生まれたのが、ブログブームだ。
日記を書いたことがない人も。このブームに乗って「初めて日記を書いた」ということも多かったと思う。
このブーム以前から、僕は日記を書き始めていて。そこから、フォーマットを変えながら。48歳になった今日まで、ボチボチと日記を書き続けている。
今、1番古い日記の日付を見てみた。98年4月1日とある。
当時の年齢は23歳。途中休んだりしながらも、25年以上、文章を書いてきたことになる。
保存してある日記の数は、約3000弱。
改めて驚異的な数字だ。2020年以降だけでも、400以上ある。あれだけ苦手だったのに、コツコツやるのが本当に得意になったものだと思う。
でも、この日記は資産だろうか。
僕が老人になった時、この日記を読み返すだろうか。はっきり言って、この日記の99.9%は、読み返されないだろう。
これだけ積み上がって、分かった。読まない。
歳をとると「思い出だけが友達だ」とも思っている。そのために。記録を残したり日記を書いたり。
当時のささいなことも、後になれば将来の助けになるだろう。そう思って、記録を作り続けているところもある。
けれど。少なくとも文章においては。ほとんどはゴミになりそうだ。
でも、それでいい。
デジタルは腐ったり、埃のように徐々に消えたりしない。本来残らないものが、たまたま残っているだけなのだ。
そう今の自分は、思っている。
更新 2023月12日18 08時44分