生ごみ処理機に、コロをつけた
そもそも「コロ」って言い方をするのだろうか。
棚などの重いものを、簡単に移動できるようにする。プラスチックの丸い車輪がついた脚。
自分の家だけかもしれないが、あれを「コロ」って呼んでいる。
そのコロを、生ごみ処理機につけることにした。
生ごみ処理機は、物置の流しのすぐ隣に収納を塞ぐようにして置いてあった。そこは、精米器がいれてある。
いつもの玄米をやめて、分付き米に変えよう。そうなると、精米機を毎日使うようになったのだ。
精米器を取り出すたび、重い生ごみ処理機を動かす。 もうちょっと、どうにかならないか。そう思った時に。
「コロをつければ」と思いついたのだ。
ひっくり返した機械の底に、強力な両面テープで3カ所、コロをつけて。きちんと接着できたことを確認して、動かしてみる。
持ち上げなくとも、すーっと生ごみ処理機が動いていく。成功だ。
持ち上げるよりも、気軽で快適。アイディアがうまくいったので気分も良い。
予想外の変化もあった。生ごみ処理機の見た目が、「ガンダムに出てくるロボット」のように精悍になったのだ。
コロ1つで、これだけ変わるものだろうか。
思いがけないところから、思いがけないものが。かっこよく変身してしまった。