ハロー、中学生

今日から、始業式、入学式が始まる。

次男は小学5年生。そして長男は今日から中学校だ。

入学式に向けて。学生服を着た長男が、先ほど出かけていった。

学校に行く前に、学生服姿を初めて見た。その姿を見て、何とも言えない感情。

「立派になったもんだ」と思いつつ。少しぶかぶかな、学生服に目もいく。

行く前に、写真とビデオを撮らせてもらう。撮影しながら、自分の中学生の頃との違いを、色々と確認する。

僕の時代は学生帽があったけれど。今はそれはないらしい。革の学生カバンも、ナイロンリュックに変わっていた。

それぞれ単品で、事前になんとなくは見ていたけれど。

実際に身に付けた状態で見たのは初めて。

身につけているからこそ。「こうなっているんだ」と、初めて感じることも多かった。

子供と大人が入り混じる、なんとも不思議な存在感。

小学校は私服で通っていたのに、今はワイシャツを着てるなんて。

「生意気だなぁ」少し笑みがこぼれてしまう、くすぐったいような心持ちだ。

今日は仕事の都合で、入学式には行けないけれど。

とにかく、全てを無事に済ませて、家まで無事に帰ってきてくれれば。それだけで十分だ。

「40分までに行かないといけないから」

撮影が長くなったら嫌だと、足止めが気になる長男を、いつも通り送り出した。

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