僕は日記で、少しだけ、あなたの場所にお邪魔したい。
文章書くことの目的や意味は、少しずつ変わってきている。
あんまり言いたくもないけれど。歳をとったら変わるのだ。
時代や技術の変化もある。インターネット以前、日記はあくまで自分のためのものだった。
今では、一瞬で誰かの手元に。自分の書いた文章が届くようになった。
それはそれで、新しい困難や情報の渋滞を招いたけれど。
今、この文章を読んでいる人にとって、僕の文章がどうありたいか。
とにかく「読みやすく、わかりやすければ」と思う。
つまりは。あなたの心にとって、少しでも消化できるものであって欲しいのだ。
「何言ってるか、さっぱりわからん」とは思われたくない。「すごいことを言っているな」と思われなくてもいい。
「ふーん」
で充分だ。それは少なくとも「わからない」ではなく「伝わった」ということだから。
感受性の入り口は、いろんな形をしている。
自分の文章が大き過ぎたり、頑固すぎて。その入り口を通れないのは避けたい。
読みやすさを呼び水にして、文章が習慣的に読まれるようになって。
その結果、なんとなく人柄らしきものが想像されたのなら。
それは嬉しいことだ。
わずかでも誰かの気持ちにお邪魔できる、そんな文章が書きたい。
更新 2024月09日03 05時22分