気がつけば、10年、リビングにハンモックは出っぱなしだ
我が家がそろそろ10年になる。早い。先日、とまでは言わないが。そんなに経ったっけ?と言う気分だ。
けれど、長男も中学生になり、確実に時間が経っている。時が経つのが早い、とは思わないけれど。過ぎ去った時間は、確かにあっという間に感じる。
ちょうど家を建てたときに、キャンプをする計画を立てた。自分の体重が重いので「しっかりとしたハンモックがあればいいな」と思ったのだ。
実際に届いてみると、骨組みがゴツい。そして重い。
「キャンプに持っていくのには、ちょっと失敗したかな」
そう思って新築したばかりの和室で広げてみると。ものすごく大きい。そして頼もしい。
確か重量制限は200キロまでだった気がする。どうしても金属の軋む音が少しするが、とにかく安定。
そうして、体重を全て預けられる、このハンモックは、気持ち良いのだ。
キャンプに持っていくのは、もう無理だなと思いながら。リビングの方、窓際に、何とか置けそうなスペースがある。
部屋の真ん中のではなく、端におけば。その存在感も少しは消せるのではないか。
そう思って設置して。実際に妻に相談、確認して。置かれたハンモックは、それから10年。
親も子供も、たくさんの回数を支えられ、包み込まれてきた。
布が古くなってしまって、最近新しいものに買い換えて。それ以外は全く昔のまま。
今日も体を預けて、漫画を読んでいる長男を見て。「あぁ、そういえばもう10年経つな」そんなふうに思って、ただこの日記を書いてみた。
更新 2025月02日06 10時28分