今年でプールを手離す
祝日の月曜日。子供たちと一緒に毎年恒例のプールを出した。
インテックスの大きめのプール。空気で膨らめるのではなく、鉄のパイプで組み上げるのだ。
コロナの頃に買ったプールも、今回で3年目。子供たちも大きくなったし、自分も歳をとって。ちょっとこの準備が疲れてきた。
買った頃は、子供が求めてくれればいつまでも、と思っていたけれど。
今年がプールを卒業する、ちょうどいいタイミングなのかもしれない。
日が落ち始めた夕方、プール組み立て始めた。体力も理解度も上がった子供たち2人に、仕組みを教えて組み立ててもらう。
設置上の注意点なども、都度都度教えながら。思ったよりも早く、そして思ったよりも楽に。プールが組み上がった。
ホースを入れて、一晩でまるまる入りきる位の水量で。プールに水を溜めていく。
どうしても少し設置面が、斜めになってしまう我が家。
プールを置くことで芝生が枯れて、雑草が生え。暮らしていくうちに、土が崩れていびつになった。これも我が家の歴史の1つだ。
その夜、ふと。
今年でプールを卒業と思ったけれど。むしろ「自分がプールを組み立てることから卒業」なのかな、と思った。
今後、子供たちで十分に組み立てできる。後は彼らの気分次第で。
来年もプールに入りたければ、彼らが自分達でやれば良いのだ。
すっかり大人になった。素直にそう感じた。
そして、手が離れてしまうのは。思ったより、少しだけ寂しい。
更新 2025月07日22 10時00分