「無職」+「仕事」=「自営業」

まいど。
結構強めの雨。
こいつが事務所の湿気を徐々にあげていく。

クーラー入れると体の代謝がちょっとかわるので、できればいれたくないのだけれど。悩むな。
雨音が大きいのに、曇りガラスの向うからけっこうな明かり。
雨音が目立つほど、なんとも不思議な感じがする午前だ。
まだ11時。もう11時。

去年の秋から冬にかけて、うちは一回仕事がまったくゼロになったことがある。
大きめの仕事が3本、決まっていたんだけど全部消えた。
それは相手側の「不況による見直し」だったり「新製品の販売を見送り」だったり。

とにかく今までにない「仕事のなくなり方」だったのでびっくりした。
そのうちのひとつは一年位かけて提案してやっと取ったものだったので、なおさら驚いた。
そういう時代なんだなーと、強く思った。
そのあと「どうしよう?」って不安が襲ってきた。

当時多少の貯金と言うか事業資金があったので、とりあえずそれでまわしつつ。
そのうち別の仕事も頂けたりして、まあ減らしながらもなんとか乗り切ったのですが。
それでも減らした分は当然回復しなければならず。
そこまでの順調さはまだ得られていないのが実情です。

とまあ、そんな実情をいったところでどうしようもないのですが。
仕事がばーーっと消えたときに、

あー、自営業なんて仕事がなければただの無職だなー
って改めて思いました。
「独立」「自分の力でがんばる」といえば聞こえがいいので、サラリーマンの時の自分にも「脱サラ」なんて言葉が魅力的でしたが。

あたりまえですが「独立」が仕事を持ってきてくるわけでも、お金をもってきてくれる訳でもありません。
ではどうやったら仕事にありつけるのでしょう。
これは根源的な問いですね。

自分より上の世代は、好景気もあり「仕事は降ってくる」位の感覚があったように思います。
僕らのころはだらだらと「降ってくる」を根拠なく信用して、無理やり安心しようとしていた気がします。
最近は仕事は「とってくる」の側面も持ち始め、「仕事は同業との取り合い」なのかなーと思ったりもしています。

それでも独立してからずっと。
最終的には
仕事はつくるもの
という結論になっています。
既にある仕事というのは、自動的に競争相手がいるわけですから、条件が厳しくなっていきます。
「そうでないところ」で生きる事ができれば。
具体的に自分たちがそれをできてる、とは言えないのですが、目指しているものではあります。

結局会社員でも、自営業でも同じっちゃぁ、同じなんですよね。
環境やスタイルはさておき「仕事」についてアプローチできなければ、どのみち無職なのですから。

それでも「無職」が悪いとか、そういうわけでもなく。
無職でも食べていければいいと思うので。
ただ、あいにく自分は仕事をしないと金銭的にも社会的にも生きていけない状況なので…。

ちょっとまとまりのない文章になってますけれど。
仕事について考える事は、昔よりずっと増えたし、問いはどんどん根源的になっているなーと思います。
それは社会的な状況が影響している部分も、すんごく多い。



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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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