「We are NCA!」に行ってきました。

まいど。

今日は風が強くて、寒かった!…………名古屋は。
ってことで、デザインの学生さん達の展示会にいってきました。
わざわざ名古屋まで日帰りで!って思って、最初は行くのを躊躇してた。
でもたまたま去年の展示を見てね。

「あ、これ今行ったほうがいい」って思ったのでいくことにした。

この感情って焦りや、自分に対する枠を広げるってことだと思うんだよね。
というのも、数年後。制作の現場の主役は絶対に彼らだから。
その彼らが感じたり考えたりしていることや、その結果(制作物ね)
それは後回しにしちゃ駄目でしょ。今、今すぐみなければ、と思ったので行って来た。

こういう直感で出した答えは、損得で判断してはいけない。



実際に会場につくと、スーツ姿で初々しい緊張感。それだけで刺激ですよ。
そのあと展示を見て回ったのだけれど、デザイン学校なんてまったく知らない俺とっては面白いものばかり。
仕事でデザインらしきこともやってるので(それも不思議なもんだが)なんとなく、

「あ、これはいい」「あーこれはあんまり」

って思うんだけど。
その「これはいい」って思ったものが知っている生徒さんのもので、びっくりしたし嬉しかった。

いい制作物は考えて作っていることが伝わってくる。
テクニックやエフェクトに走ったりいい加減なものは、形を整える事は出来ても響いてこない。
まあこのあたり偉そうにいってますけど(笑)
やー「見る人の力」も試されます。仕事でやってれば尚更。

帰り道に展示の事を振り返っていると、

あ、俺も表現するの好きなんだな
って気がついた。
それは業務で擦り切れたりしながら、だんだんと薄れかけてた、俺の原点。
きっと今日の彼らと同じ年の頃に思った気持ちに、自分で気がついて、もう一度掘り出せたこと。

実はそれが今日の一番の収穫。
「これまで」でなく「まだまだ」って思えたことは予想外の収穫なので、本当に嬉しかった。


タグ【NCA】


余談として寸評的な何かを。
(偉そうですません!)


■長瀬君

長瀬君は三島出身の男子。前回のCSS Nite in SHIZUOKAも手伝ってくれた。
彼の仕事はどれも深く考えていて、ほんとに「デザイン」って感じ。pinoのロゴデザインは1番良かった。
彼のプレゼンも見させてもらったけど、プレゼン資料がすごく解りやすく作ってあった。

彼を見て「あーしっかり考えることは何にでも繋がるな」って再認識した。
デザインに理由があるから、言葉や表現に一つ一つを変換できるんだよね。
それってすごく大事だし、誰でもできることではない。

CSSNiteの帰り道にも少し話をしたんだけど。
彼は「デザインに対して誠実でまじめ」だなーって思っていて。
そういう気持ちの量に負けない「考察」がきちんとあるなって今回思った。
それは誰にでもできることではないと思う。


■東さん

っていうかひがちゃん。ひがちゃんは欲張りでいいなーって思う。
さっきtiwtter見てたら、アルファベットハウスが大好評だったみたいだけど。
あれはものすごいひがちゃんのパーソナリティがでてると思う。

でも俺はpinoのパッケージの方が「良さ」がでてるなぁって思った。
デザインとグラフィックの両方に取り組んだ成果。それがいい感じのバランスで出てた。
展示されていたパッケージは、商品コンセプトを「伝える」を超えて「感じさせる」仕上がりになっていたと思う。
ま、俺の勝手な解釈だけどね。ははは。

あと実行委員だったそうで、お疲れさまでした。
まとめたり企画したり、相手のためにがんばったり。それも超大事。

この二人と、あと後藤君って子の写真を加工したやつ(PCで展示されてた)が俺が感じる「良い作品」だった。


■病院システムの提案した彼

ごめん、名前失念した。
病院へのエコシステムを提案していた展示があって。企業へのムシの提案も彼かな。

彼の発表も凄くよかった!
ぶっちゃけ俺好み。俺に似てる部分も感じた。(勝手にいってゴメン!)

設計的であり、アイディアも光るものがある。これって両立すると企画として強いんだよね。
いろいろ質問したんだけど、「ナースも患者も嬉しいものにしたい」っておっしゃっていて。
「プロダクトのゴール」がお客さん向けなのも若いのにすごい!素晴らしいなーと。

ただ一つ思ったこと。
彼きっと頭の回転早いんだと思う。
その分説明が省かれてしまってるケースもあるかなって思った。

彼に直接質問したんだけど、時々アイディアの面白さを優先して、本来の説明である説明に足りないところがあった。
でもそれも、はっきり言って若さ!(笑)意識すればすぐ直っちゃう部分だなーと。
………なんで「意識のきっかけになれば」と思ってつっこんだりしました(偉そうに!→俺、ははは。)

でもほんと、アイディア優先になるくらいアイディアがあるのは素晴らしいことです。
そこはいいところだと思います。マジで。


更新 2011月02日13 23時17分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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