土曜日はWCANでした。

まいど。

ってことで今名古屋。
Appleストア栄にきてます。バッテリーの交換に。
ちょっと待ち時間が出来ているので、その間に簡単に日記を。
(と思ったらそのまま次の日に・笑)


昨日のWCAN、ショートセッションが色々で面白かった。
いつものロングセッションの充実度とは違うバラエティーに富んだ感じ。
これはこれでまた違った味わいで楽しいものだと思う。

以下、参加したセッションへの感想。

・1-A:フラッシュマーケティングの展望~他サービスとの連携で高まる利用価値~
 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
 山本 良子


アイドルよっこちゃんのセッション。
LTが本当に良かったので私の中の本命でした。実際に受けてみても、内容は良かったと思う。
全部本人にお伝えしましたが難しいのは「フラッシュマーケティングの良さを生かせるドリパス以外のコンテンツは?」という所まで言及しないと「フラッシュマーケティングの可能性」に至らない、ということ。そこまでをやるには40分は短すぎる。
そう考えると、「フラッシュマーケティングの現状」と「フラッシュマーケティングをうまく使った例」の二つを網羅しただけでも十分で、そのあたりはすごくうまくいってると思いました。

積極的に参加者に質問したり、堂々としていたり。私と10違うと年の離れた妹みたいな印象があるのですが、一年前に比べて安定感は全然違いますね。今の方がしっかりとした背骨があります。

…とここまで書いてきてふと思ったのですが。
もしかしたらタイトルを「ドリパスに見るフラッシュマーケティングの可能性」とかにして、ドリパスを軸にしてプレゼンしたら、彼女の思う「これ」が伝わったのかも。
ドリパスを軸にする事で

・こういう良い事例があって、他のコンテンツでもきっとそれはあるはず。
・フラッシュマーケティングの現状と課題を提示しつつ、それと異なるトリパスの恒例を紹介
・なにより「好きな映画」を全部通して使う事ができる

追記:気になってsummerの概要みたら前回のLTは「ドリパスから見るフラッシュマーケティングの今後」でした。わーごめんなさい!私が偉そうに。やー。お恥ずかしい。でもフラッシュマーケティングを軸にするよりもやっぱりやりやすかったのかな?なんて思いました。超懺悔。申し訳ない。

http://2011.wcan.jp/summer/session/

ということができたのかな?と。
唯一彼女のセッションで「おしいのかな?」って思ったこと。
それは「前回のLTの方が好きっていう気持が充満していた」気がしたことです。あのパワーアップ版「好き」の楽しみのより大きな充満がみれたら、よかったかもって思いました。映画でプレゼンできる機会ってビジネスでなかなかないしね。

とはいえ。こんな意見は後出しじゃんけんだから言えることで。
彼女のセッションは「フラッシュマーケティングの抱える問題点」についてとても詳しく、分かりやすかったです。そのままお客さんに使える内容でした。そういう充実度が高いことって、実は凄く大事。

知り合いがプレゼンしたので、感想文は長めです(笑)


・2-B:Webデザインが企業ブランドを創る時代 ~お客様から求められ続けるWebクリエイターのキャリアマップ~
 株式会社タービンインタラクティブ
 坂根 正樹


本当にいいセッションでした。
坂根さんにはTalkNoteで喋ってほしいなって思いました。アンケートにも書いたけど。

セッションの内容はデザイナー以外の方も聞いたほうが良かったと思います。
データと勘所。この二つをいかに具体化していくか。明文化して行くか。これはものすごく大変なことで、だからこそ多くの人が「やりたいけど、やるべきだと思うけど、できない」って部分だと思います。
その当たりを余すところなくお話頂いて、すごく勉強になりました。

デザインの確率をあげることが、お客様の成功の確率をあげます。
でもそこには学問とコストがあるわけです。このあたりを「デザイナーだけが背負う」ことは不可能で、やはり制作チームのサポートが必要だと思います。(その見積もりは営業が出すわけだし)

制作以外が見たほうが良い、というのはそういう意味で書きました。
お客さんがここまでしてもらったら嬉しいだろうな。

やーーほんとTalkNoteにご登壇頂きたい!

・3-C:クラウド型Webサービス「見積Rich」開始から1年で分かったこと ~自社サービス誕生に至るまでと、誕生後の運営・営業について~
 株式会社コネクティボ
 平野 智裕


見積RIchの名前は聞いてましたし、社員さんも何人か知ってたので。
そういう意味でも非常に興味深く聞けました。
私自身も、富士ライブっていうポータルやったり、TalkNoteやったりしているので共感する部分は多かったです。実際の稼働状況もリアルでしたし、つくることの副次的効果は納得する事が多かったです。

ただサービスと言うのはいつか必ずクローズするときがきます。
その時を出来るだけ遠ざけるため。そもそも「サービスをより良くする」ためには「マネタイズ」の部分を避けて通る事ができません。私も富士ライブをやって思いましたが

「自分にお金が回らないということは、お客さんにもお金が回っていない」

ということだと思うのです。自分がもうかるということは、お客さんももうかっている。
そう考えていいと思います。
そのように考えたときに「立ち上げた経験」はどこまでメリットとしてあげていいものか。ちょっと悩ましい部分があると思います。そこをメリットにあげすぎると本末転倒ですし、本業に支障をきたします。

とはいえ。平野さんの取り組み方は道のりは私にとっても「勇気」になる部分が非常に多かった!!!
共感も多くて楽しかった!
これから「何かをやりたい」って人にはとっても良い内容だったと思います。


・4-C:脱デジタル化するFacebookのアナログなビジネス原理と、Web業界の参入ポイント
 株式会社はちえん
 坂田 誠


面識がなく初めてお話を伺いましたが、色々特徴的でした。
Facebookやソーシャルの持つ力はすごい。個人ではホームぺージよりもfacebookの方が費用対効果が高い!というのはよく解る話です。

先日タイにいきましたが3畳程のマーケットで名刺を貰うと、facebookぺージやアカウントの情報を貰う事が多かったです。繋がりやすくて伝わるもの。それがfacebookなんだな、と私も異国の地で感じました。

このセッションのより深いところは実は別にあると思います。
それは「個人がどのように自分をプレゼンテーションしていくか」ということ。自分を明文化する、プレゼンテーションする「スキル」の問題。この力を在る程度育てないと、facebookでもうまくはいきません。っていうか、facebookがなんでもうまくやってくれる訳ではないです。

坂田さんはその当たりで「省エネルギーで費用対効果の上がるやり方を!」っておっしゃってたと思います。写真をアップしただけで2件の注文が入った、とか。でも実はその裏にはコミュニケーションの信用度の問題があり、たとえば細かい返信でそのあたりを育てているからこそ、なのですよね。

それができるかどうか、という部分。
これはこの40分では追い切れない別の課題なんだろうと思いました。

あとこれは観客の立場で駄目だし(私が不満でした)なのですが、ちょっと話が聞き取りにくかったです。喋り方やスピードの問題でしょうか。40分で短い時間でしたので急がれていた部分もあると思うのですが、それと別のところでもう少し聞き取りやすいと、より内容が入ってきたと思いますので、そこは観客の立場として残念でした。



と、そんな感じのWCANでした。
これだけ書けるんだから、もちろん内容は充実、楽しかったです。

こういう形はイベント運営側としてはリスクもあると思うのですが、それでも引き続きやる価値のある内容だと思います。チャレンジしているWCAN、素敵です。


更新 2011月09日12 19時11分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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