Appleと僕
まいど。
今日も仕事です。
ってことで、仕事をしようとしたんだけど、ふと日記を。
こんないい天気なのにね。日記からって。
でもみんなのappleの歴史を読んでいるうちに、自分の歴史もまとめておこうかと思って。
購入前
当時通っていた塾の先生から聞いた一言。
「アメリカにはマウスだけでなんでもできるコンピュータがある」
これが私がMacをはじめて認識した瞬間。記念すべき。
でもね。これ。俺、どう間違えたのか
「アメリカにはマウスだけのコンピュータがある」ってどこかで勘違いしてた。
モニタとマウスだけでどうやって文字入力するんだろう?って。
でもその思い違いのおかげで、Macがより頭の中に残る事になる。
出会い
大学一年生のお正月の後。
近くにあったコジマ電機で初めてperfoma 575と出会う。
「これがあのMacintoshってやつか!」
って思った。当時windows3.1を触っていたのだが、こいつが訳わかんなくて。
それに対してなんと分かりやすいインターフェイス!!!
パソコンの前を20往復位して、購入を決意。
当時はまだ未成年なので、ローンを組むのに保護者の許可が必要だった。
親に電話して説得。頭金10万、分割5万×3で購入する事になる。
そう。当時のセットは「Macintosh20万円+プリンタ5万円」って感じだった。
プリンタはそう思うと本当に安くなったね。
購入後
Macで何をやったかは今はあんまり覚えてないけど。
最初の頃は機能拡張とかが意味分からなかった。雑誌になんか「フリーソフトでパワーアップ」みたいなCDがついてたんだけど。
その中身って全部圧縮されてるんだよね。sitとか。
これを解凍もせずに、フォルダにぶっ込んでは「なんで動かんの?」って悩んだりしてた。
HTMLとの出会い
このあとお決まりのパケホーダイなどを経験しつつ、だんだんとパソコン通信を覚え出して行く。
そのあとやってくるのがインターネット。
その流れで覚えたのが「HTML」って言語だった。
プログラミングは未だにできないのだが、HTMLは当時からすんなり楽しかった。
というのも、書いたものがすぐ反映されるから。
Bとか、tableとか書いてはHTMLをゆっくり覚えて行った。
このHTMLで未だになんとか飯を食ってるのだがら、何が自分に繋がるのかは、ほんとわからない。
MacとHTMLと就職
教員採用試験に受からなかった俺は、迷ったあげく遅めの就職活動を開始した。
やりたい仕事にはつけない。そうなったときに思ったのは、
「じゃあ好きな事から仕事を考えよう」
ってことだった。
当時は「Macを使うこと」「文章をかくこと」「競馬」が好きだったので、そのあたりで仕事を探した。
何を間違ったか競馬新聞の会社に応募した事もあるが(おー)Macが使える印刷会社をうけたりした。
結局だんだんと選択の幅を広げて、windowsで印刷をする会社に入社することになるのだが。
そこは同時にホームページ作成をやっている会社でもあり、入社後その仕事を請け負う事になる。
結果、HTMLを続ける事に。FileMakerとも出会ったのはその頃。
HTMLと独立
東京で3年、静岡に戻って2年。
どちらでもHTMLを書く仕事をした。静岡に戻ってからはMacでの仕事にも復帰した。
そこからはずっと今の今まで。Macを使って仕事をしている。
27歳?の時に何を勘違いしたのか、思い込みすぎてあてもないまま独立をすることに。
ホームページ制作で食べて行きたいと思った。
その時の武器はもちろんMacだった。
HTMLと結婚
独立して5年目。ちょっとだけ余裕が出てきたころ。
地域貢献とスモールビジネスのチャレンジとして、地域ポータルをつくって展開した。
結果として全然儲からなかったが、不思議な事にそれがきっかけ(ポータルの参加者だった)でおつきあいが始まり、そのまま結婚することになった。
私はたぶんインターネット制作者にも珍しい、
「自分が作った制作物・サービスがきっかけで結婚した制作者」
なのかな?と思う。
このときサイトをつくったのはもちろんMac。
そして奥さんは今iPadを使っている。
参考:すべてはiPad | 日記 | emptyhouse
Appleと、Appleが繋いだもの
ざっくりだけど、こんな感じだ。
こう書いて行くとAppleがなかったら、俺の人生どうなっていたのかって思う。
なにかが変わりになる、ということはないから。
まったく違った人生になっていた、ということだけは分かる。
自分としては今の人生で生きて行きたい、と思うので。
だからappleの製品と、それがつないでくれたものででき上がっている人生には感謝しないといけない。
私の場合ほぼ「Apple=Mac」だったが。
これはそれぞれの世代で、製品が変わって行くことだろう。iPodの人もいればiPhoneの人もきっといる。
ここまでまとめて今。スティーブジョブズに何を言おうかと考えるのだが。
やっぱり「ありがとう」以外に言葉はない。
これだけ自分の人生のポイントポイントに関わっているのだから。
ジョブズのスピーチの中で「もうあと数十年は、死に近づく体験はしたくない」といった趣旨の発言をしていた。それを聞くとなんとも今回の病気の事は無念だし、残念だとも思う。
今日のその一日は、誰かの生きられなかった人生、というけれど。
知らない誰かのためよりも、まずは自分のための一日。
それをきちんと余す事なく消化できるように。
そういう自分になりたいな、と思っています。
それが今の俺がAppleやスティーブに対して言える、たった一言です。
さぁ、今日も一日を。
更新 2011月10日10 12時23分