無料でやってみて、感じたこと。

まいど。
今日は夜自宅で仕事です。

富士ライブっていうサイトをやっています。
最近はちょっと力が抜けているかも。
新しいことをしたいのですが、なかなか時間がとれません。

何度もいってますが、富士ライブは「地域のお店が一つのサイトにつぶやくことで、広告効果をあげられれば」って企画したサイトです。
そこをまあ、お店の方に月1000円でもいいので支払ってもらえれば、と。

自分としては「制作でない収入モデル」のチャレンジとしておこないました。
ですが結果としては収益では惨敗。結局無料で使ってもらう事にしました。

無料にして良かったこと。

お客さんがはじめる敷居が下がった。
これにつきます。やはり「まずはお試し」というのは大事だと思います。
「お試し」の意味をどうするか。ここが大事ですよね。
サイトやサービスによっていろいろですが、私は「内容を知ってみる」程度が無料の範囲だと思います。

そうではなくて「効果が出るまではタダで使ってください」っていう無料もありますが、これは危険だと個人的には思うのです。

無料にして後から大変だったこと。

こちらのほうが多いかな?とも思います。
ただ、これは「私が大変なこと」とか「参加者の方が大変なこと」とか色々あります。
無料が悪いと言うのではなく「無料から有料へのルート」がしっかりかけてないと駄目だと思います。

一つ目はずばり「有料化しにくい」ことでした。
普段タダで使えるものが、ある日「有料」になるというのは、参加者としてはショックです。
無料ではじめると例え「お試し期間ですよ」ってゆっていてもこれは壁。

二つ目は「責任の所在がはっきりしない」ってことです。
私の場合、地域ミニブログになるのですが、無料ってことは「やってもらやなくてもいい」ってことでもあります。そうなるといろんな言い訳が発生しやすいのです。
結果としてツールを使うに至らない。
うちも困ることもありますが、フェードアウトしたお客様が多いのは、このあたりにも原因がありました。サポートが出来れば良かったのですが、無料だとその費用をどこから捻出するかが問題なのです。

三つ目は「自分にお金がこないこと」でした。
これは自分が「赤字になる」ということをだけを指していません。
実はここが一番私が「大事だと思う事」でした。

自分にお金が来ないということは、お客さんにもお金が回ってない

富士ライブもそれなりに盛り上がる時期があり、それはみなさんのおかげでした。
でももう一歩ブレイクしない。なんでだろう。
あるときふと思ったのが「無料でやることの限界があるのでは?」ということでした。

地域の皆さんの販促の助けになれば。そう思ってサイトを始めました。
その時に参入しやすいよう、負担にならないよう「無料」という道を選びました。
それ自体は多分間違ってません。ただ無料→有料ってのは、けっこう壁が高いとあとで知ります。

自分にお金がくる。つくったサイトやサービスで収入がある。これはどういうことでしょうか。
言い換えればこれは「お客さんがもうかっている」という状況だと思います。
だからこそ、自分にきちんとお金が来るようにしないといけない。
そのためにはお客様からきちんとお金を(一円でも)貰わなければいけない。

順序が「自分が貰うのが先」か「お客さんが潤うのが先」かは難しいところですが。
それでも「無料(のままで)は駄目だ。」と思ったのはこういう理由でした。

「サービスの共有=タダ」ばかりでは、どんどんと弱くなって行く気がする。

最近はyoutubeでもSNSでもなんでも「共有サービスはタダ」です。
これが作る爆発的な広がりを否定しません。
でもなんでも「タダが当たり前」では、結果として自分がどんどん貧しくなっていく。お金を出し惜しみしていくのかな。と思ったりしてます。

所有のトレンドは、共有にシフトしています。
今後は「共有」にいかにお金を払えるか、がステータスであり人生の豊かさを左右するような気がします。

それを満たせるようなサービスを発明すること。
できたらいいなぁ、つくらなければ、と最近思う事です。


更新 2011月10日21 22時35分

関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

最新記事

カテゴリー

アーカイブ