二人のヒーロー。
「俺にとっての浅草、大木の灯が消えた。」
と一番最初に思いました。
談志師匠が、本日亡くなられたとのこと。
残念、といえば残念。本当に。
でもだいぶ体調がよくなさそうだったので「聴衆の期待が重荷になるのでは」とも思った。
悔しい、辛い、痛いのは本人が一番わかってらっしゃっただろうし。
そう思うとすべてを受け止めるしかないんだろうなぁ、その日が来たら。
そんな風におもっていたら、その日が今日だった。
東京にいたときに、縁があって浅草に足を運ぶようになった。
その時は談志師匠のことは「おさわがせの怖いおじさん」という程度の印象。
そもそも浅草に足を運んだのも、当時競馬雑誌に連載していた松浦さんに会うためだった。
まさかそこで談志師匠に会うとは夢にも思わなかった。
(参考:松浦さんと立川さんと俺)
自分の思い出を語る事はできても、私ごときに「談志師匠」を語る事は、もちろんできません。
ただ、なんだろう。やっとこさ松浦さんのところに、師匠もいけるのかなぁ、と。
待たせていた恋人に会いにいく、そんなようなところもあるのかもしれません。
二人ともさみしがり屋だし。
普段天国とか一切思わない、考えない俺だけど。
松浦さんと談志師匠には、なぜかそんな風に思いました。
師匠がなくなったことは残念。
松浦さんの時もすごくショックだった。
でも先輩達にいつまでもたよるわけにはいかなくて。
「いつまでもいてください」というのは、やっぱり松浦さんや師匠への甘えなのだと思うのです。
師匠、おつかれさまでした。
ゆっくり松浦さんとまた時間を過ごしてください。
師匠のことを思い出しながらふと松浦さんの事をくっきりと思い出して。
ふたりが今の世の中をみたら、どんな風に思うのだろう。言葉を発するのだろう。
そんな風に思いました。
二人とも優しいし、自分以上に周りに気を配る、気を使うタイプだったので…。
なんにしても。
是非二人とも、これから「見ていてください」
「見守っていてください」とは、僕は思わないです。
この世の行く先がどうなるか。
日本の行く先がどうなるか。
見ていてください。
「あれじゃだめだ」「あれはいい」とか。
天国で二人の話の肴にしてくれたら、と勝手に思っています。
松浦さんと、談志師匠。
おふたりとも僕のヒーロー。
なんかもう。これからについて。
ほんとうに言い訳が効かない、そんな気持ちになっています。
(まとまりがなくてすいません…)
更新 2011月11日23 16時58分