人生は値引きも代打もきかない

まいど。
今日も仕事ですー。奥さんは友達とランチ。
連れ出してくれて、ほんとありがたいです。

先日バスの事故があって、色々取りざたされていますが。
このリンク、ざっくりしか読んでませんが、タイトルだけでも考えることが多いかと。

高速バス事故の事故の責任は、あなたにも私にもあるかもしれない。ブラック企業を生み出す「ブラック消費者」という問題

このタイトルにインスパイアされて、と言う感じてで最近感じる事をつらつらと。

その消費が本当に必要で、適切か、を吟味すること

ネットができて、24時間どこでも買い物ができるようになった。
なので、買い物するチャンスはものすごく増えて、便利になったと思う。
逆に言えばそれって「24時間いつで買わされる状態にある」ってところもあって。

ブログやSNS。もちろんテレビも。
そういったものに「買い物カゴに入れる」ボタンを押させられてる内に。
だんだんと「感じる→考える→買う」の流れが「感じる→買う」の流れになっていると思う。

その結果買い物する回数は増えてるし、購入するものも増えている。
買い物するべきものが増えている(と思っている)から、一点一点を安く買う事に夢中になる。そうするとお金は足りない。

買い物が悪いとは全然思わないけど。(むしろ大事)
でもそんなに安くて品質が解らないものを大量に買う必要があるのか?という疑問が、その人からなくなる。
あるいは、その買い物が本当に必要か、自分に問いかける時間がなくなる。
そういう「なくなる」の部分は、今後どんどん問題になってくると思う。

予算を変えずに、買うべきものを半分に減らせば、一つ一つの品質をあげることができる。
それが結局長く使える、ってことにもつながると思う。

「吟味」とか「物を調べる」とか。そういうことは大事だと思うけど、世間的には、多分どんどんおろそかになってる。

人に任せる(投げる)のではなくて「協力してもらう、手伝ってもらう」

最近仕事でも個人でも思うんだけど。
社会がどんどん余裕がなくなってきて、サービスは昔と変わってきてると思う。
昔は「全部投げてくだされば、こちらがなんとかしますよ」的なものが多かったかなと。
でもこれからは「お客様がやるべきことを、きちんと分別した上で協力しますよ」って感じかなーと。

以前は「それが弊社がやることです」だったのが。
今は「それはお客様のやることです」って感じ。
これが多分増えてきてる、と思う。

仕事面でも個人でもそうだけど、SNSとか増えてきて「個人を上手に公開すること」の意味はどんどん増えてくる。
それらに伴うように「自分で勉強して決めて、やるべきこと」が圧倒的に増えてきた。
そのかわり安くなった(セルフサービスになった分)も多いと思う。

この時点で一番今多い勘違いは
「セルフサービスに対して、以前のサービスのように『丸投げ』を求めてしまうこと」
だと思う。これだとお互いの意見がかみ合わない。
でもこのケース、現実にはなかなか多いと思う。

俺個人で言えば、法人化、税、経営、子供のことなど。
いろいろあるんだけど、自分の気持ちとしては「丸投げできるどこかを探したい」と切に思う。
でもそれでは駄目なんだろう。

初心者でわからないことは多いけど、それでも一緒にいるなかで勉強して、概略はつかむ。
その上で「これをやってください」と全体像の中で何をお願いしているか、自分自身が把握している事。
これがないと、結局

「分からないからいいものを」か
「分からないけど、やらないといけないから、安いものを」

のどっちかにしかならないと思うんだけど、どうだろう。

残らないアウトソーシングはできるだけしない

「丸投げ」=「アウトソーシング」の図式。
これにした場合一番困るのは、自分のところに「結果」は残っても「成果」は残らないことだ。
成果ってのは積み上げ、蓄積できること、と思っています。

丸投げのアウトソーシングをしたときに。
一番怖いのは「アウトソーシング先と関係がなくなること」これにつきる。
結果がでてれば出てるほど、きっと困る。

というのも、そのアウトソーシング先がいなくなったときに、蓄積がないから。
またゼロからスタートするしかないからだ。
結果がでるやり方を、手探りで探すしかない。

そうならないためにも、地道にいろんなことを勉強するしか、自分の身を守る、企業を育てる術はないのだなーとつくづく思う。
そのための図式は「分かった上での作業依頼(協力)」=「アウトソーシング」なのかな、と。

サービスは昔より安くなったけど、今の方がずっと忙しいしやることも責任も多い。
便利になったけど、やることが多い、というのが、今の時代のねじれの部分なんだろうかね。

まあ、ぐだぐだかいたけど、でもまあ今はいい時代。
学ぼうと思えばいつでもすぐにネットに情報はあるし、学ぶ系のサービスも増えてきたし。

自分の人生に責任を持つための入り口、学ぶための入り口はたくさんある。
ソーシャルでいろいろ仲間に助けを求めたり、逆に助ける事もできる。
個人を文章で露出する事がふえたから、悩みも表層化しやすい。
ちょっと大変、と思う事もあるが、総じて可能性に繋がる事は多いと思う。

だだまあ、当たり前だけど「どれも自分でやるしかない」ということ。
一つ一つをきちんと終わらせて行かなければいけない。中途半端に途中までやっても納品ではないのは、仕事も人生も同じ(耳が痛い)

だからタイトルにあるように「人生は値引きも代打もきかない」なーって、最近よく思います。

雑文でした。


更新 2012月05日04 13時05分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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