ゲーム要素を自社システムにどんどん足している
ゲームの操作画面に感心
自社システムを作り直したい、拡張したいというのは常に思っていることです。 そのためにいろんなアイディアが浮かんでは消えていくのですが。
ちょっと前に「バリアスデイライフ」というゲームを集中的に遊んでいました。そのゲームのiPadを横にした時のメニュー画面に「これはいいな」と思ったのです。
元々は縦画面用に設計されていました。ユーザからの要望があり、後から横画面設計が追加されたのですが「そもそも横用でないメニュー」なので、使い勝手に無理が来る場合もあるのです。
バリアスデイライフは「画面の右下でほとんど完結するように」再設計されていました。右手を大きく動かさなくてもいろんな操作ができるので、メニュー表示自体は少し小さめではあるのですが、操作が快適なのです。
実際にシステムに落とし込みたくなって
これはFileMakerでも似たようなことができるのでは?と思って、まずは簡単なモックで落とし込んでみました。完全再現はできませんが、重要なエッセンスは再現できそうです。
次に今あるメニューを、この形に落とし込んでみました。すると良いところも悪いところもはっきりとしてきます。これは面白いなと思い、そのまま実装をすることにしました。
画面の右下に「メニュー」というボタンを作り、そこをクリックするとメニューが開き内容が表示されます。iPadならこれで問題がないのですが、パソコンの場合、そこまでポインタを移動することが億劫です。クリックしないとメニュー内容が表示されないのもマイナスです。
これはひとまず「⌘+1」で簡単にメニューの「表示/非表示」を実現して解決しました。この時点でゲーム用のメニュー再現が「自社システム用のメニュー実装」に進化してします。
ゲームメニューと自社システムメニューの大きな違い
ここまで作っていくと、ゲームメニューの演出に気がつきました。ゲームメニューの場合はクリックすると効果音が鳴るように工夫がされています。音が鳴ることでリズムができて、単純なクリック作業の味気なさを回避しています。
こういう工夫はビジネスのシステムではあまりありません。でもあった方が良いなと思って、こちらも先人の知恵を借りて実装しました。
例えば作業を完了した時に。気持ち良い音が鳴ったら嬉しいじゃないですか。たくさん作業が終えられた日に、たくさん気持ちいい音がなったらご褒美のように感じるかもしれません。「あの音を鳴らしたいから頑張る」そんな小さな目標がその日1日のエネルギーになるかもしれません。
なんでもかんでも音を鳴らしてもうるさいだけなので、まずは要所要所で音が鳴るように実装しました。その音についてもメニュー項目ごとに管理画面で選べるようにしたり、あとから音を追加・変更できるようにもしています。
こういう細かいところから全体を広げていくのも、システムを考える楽しい、そして重要な作業だと思います。
また、ゲーム中に流れている音楽。こちらは実装しないことにしました。実装の問題もあるのですが、職場で自由に流している音楽が、そのままゲーム中の音楽にあたるとと思うのです。なので、効果音だけを実装することにしました。