iPhone13ProMAXと擬似的老人の誕生

iPhone13ProMAXに変えた。割引プログラムの関係で変更することで今より安くなるし、月賦の残額の一括払いも発生しない。機種を大事に使おうと思っていたが、新しいものを使ってみないとわからないので、変えてみることにした。

最近老眼のせいか、コミックデイズみたいな「元々雑誌だった漫画アプリ」を携帯でみるのが辛くなった。みにくくなった。それ以外にもTVerなどをつけながら料理作ったりするし、AppleTV+は大好き。画面が大きいiPhoneもいいかなと思っていた。

何度も電気屋さんにいって実機を触り、これならいけそうだと思って今回は大きいiPhoneを使ってみることにした。MAXというやつだ。実際に乗り換え作業がおわって今、半分くじけそうな感じにある。

くじけそうな理由はほぼ1つ。片手の操作にどこか不自由が出るからだ。ブラウザの戻るをする時。右下や左上のボタンを押すとき。前の機種で使っていた重心移動ではうまくいかない。これはMOFTやケース(裸の本体が滑りやすい)で改善するかもしれない。

片手操作のもっと大きな問題は「寝ている状態で片手で操作しようとすると、そもそも本体の重さでほぼ無理」ということだ。iPhone13ProMAXが顔面に向かって落ちてくる。これはさすがに電気屋でシミュレーションできなかった。電気屋では寝転べないもの。

これらを解決する手段も知っている「携帯を両手で使えば良い」そういう機種なのだからそうすれば良い。でも片手で使える魅力も捨てがたい。負けたような気持ちになるのも嫌だ。

そんなふうに色々考える中で「ああ、老化して筋力が衰えたら、普通のiPhoneでもこんな状況になるのかな」と思った。そう思ったらiPhone miniやSEを嬉しいと思う女性の気持ちが、前よりも生きた気持ちで理解できた。こういうことか。

そもそも片手でiPhoneを軽々持てるから、ちょっとした時でも、ついついiPhoneをたちあげて、余計なことをしていたのではないか。今回のこの重さが「iPhoneを触りすぎないきっかけ」になるのではないか。考え方が今まで無かった方向に回転してきた。

この回転が生まれただけでも新しいiPhoneに変えたメリットはあるなと思った。明日には安いケースとMOFTが届く。手で持つ重心はますます変わる。前のiPhoneのサイズもメリットも明確に理解できた。握力を鍛えれば重量に負けない筋力が得られるかもしれない。大きく綺麗な画面は、なんだかんだ映像は見やすく快適だ。漫画も問題なく読めた。

やりくりでなんとかしてやろうという気持ちと、一つあきらめれば新しい習慣(両手持ち)で新しい快適が生まれることと、前まで持ってた快適さ(片手持ち)を手放す気持ちと。

今回はiPhoneを返品してサイズを戻すことは(多分)しない。じゃあどうやりくりしていくか。変化が進化。老化が変化の母なのか。ふわふわといろんな考えが生まれながら、他の人よりもめんどくさい性分の僕の、擬似的老人iPhoneライフはスタートしている。


更新 2022月02日14 14時59分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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