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会話はキャッチボールなのに、バットを持ち込んでくる奴がいる。

歳をとって感じてきてるのだが「人の話を聞かない人」が増えた気がする。自分を棚に上げてしまうが、同年代との会話でも「この人、前は人の話を聞けたのに、今は聞けなくなったなぁ」と思う時はある。

何故、人の気持ちや人の意見を「受け止める余裕」がないのだろう。どうして会話が面白くないのだろう。

話の組み立て方に注目すると、明らかな違いが見えてきた。

会話の構造は、少しだけ複雑だ。

  1. 相手の話を聞いて
  2. 一旦受け止めて
  3. 相手に自分の意見を伝える

相手の話を聞くだけではなく「一旦受け止める」という動作が大事だ。

「お互いに言いたいことを言うだけ」ではないのだ。会話には、相手に自分の意見を伝える時も「相手が受け取りやすいように」言葉を発する必要がある。これこそが「会話のルール」だと思う。

ところが、話を聞かない人は。

  1. 相手の意見を受け止めず
  2. 自分の意見を打ち返す

勝手に会話のルールを無視する。おまけに勝手にバットを持ち込んでくるのだ。しかも、打ち返す場所がことごとく相手の急所。キャッチボールの場で、こんなことが楽しいはずもない。

「いやいや、強いことの何が悪いの。弱い方の責任でしょ。」バットを持ち込む理由を聞いたら、こんな答えが返ってきそうだ。

結局、お互いが思う「会話の形」が違うのだ。普段、会話をする時に会話の共通ルールなんて改めて気にしない。お互いがやってることを、それぞれが会話だと思って話しているのだ。でも、実は相手によっては会話の中身が違う。

会話のルールについて、改めて定義付けがあってもいいと思う。会話はキャッチボール。僕はそれは当たり前のことだと思う。

ルールを無視すれば自分に都合がいい。強く振る舞える。それが相手の思いやりを無視していい理由にはならないし、それが会話のルールを無視していい理由にはならないと思う。

相手の立場に立てないとか、相手の気持ちに寄り添えないとか。それができない余裕のなさというのが、基本的にいまいち意味がわからない。というのが、僕の思うホントのところだ。



更新 2023月03日06 09時38分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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