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テッドラッソは完璧だった。もう一度見直すなら、見るべきはルパード。

たまたま配信直後からチェックすることができた、テッド・ラッソ

青み全面の、パッと見て「どうにも面白くなさそう」というあのサムネイルをクリックして。よくぞ視聴を始められたな、と思う。あの時の自分を、本当に褒めてあげたい。

おかげで、自分の人生史上最高のドラマをリアルタイムでチェックすることができた。感想は言えても批評は難しい。

頭を使わず見れる極上のエンターテイメントなのだが、頭を使わなくとも全てが伝わる配慮と設計がものすごいのだ。

シーズン3も最後まで意欲的にストーリーをふくらめ続け、それが破綻せずに成熟しきることで、最後の最後まで素晴らしいドラマであり続けたと思う。

その挑戦を選び、そして成し遂げた製作者、出演者は本当に素晴らしい。

シーズンは1、2、3とどれも甲乙つけ難い。シーズン3についていえばエピソード6の「ひまわり」は極上で圧巻の出来だった。ちょっと密度が高すぎて、再び見るのにかなり腰が重い。

かたやエピソード9の「ロッカールームの告白」は最初のロイとレベッカのやりとり、最後のロイのインタビューなど。何度も見返してしまっている。

それぞれがそれぞれに素晴らしい。

シーズン3は最後のエピソードまで妥協なく丁寧に、そして伝えたいことをできる限り詰め込み、表現しきってきたと思う。

それができたからこそ、最終話。慌てることなく丁寧にひとつひとつ伏線を回収できたのだと思う。人事を尽くしたからこそできている、ということが本当に素晴らしい。

次に見直すのならば。「ルパード」彼に注目して見直したいと思っている。

彼がテッドや他の人から、どんなアドバイスをうけて、そしてどんなふうにそれを無視して、捨てたのか。そのような行為の積み重ねが最終話の彼の姿だと思う。

そうならないためには。彼にもきっとチャンスはあったはずで、それはドラマにしっかりと描かれていることだろう。

それらに注目して、もう一度見直したいな、と思っている。

どのみち、今後何度も見返すドラマではあるのだけれど。



更新 2023月06日05 18時32分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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