VOICEPEAKでのポッドキャストを見直して
VOICEPEAKというソフトを使っている。
このソフトは「テキストをあたかも人間のナレーションのように読み上げる」ソフトだ。テキストを打って、ただコピペして読み上げただけでも、かなり人間っぽい喋りをする。
文章を音声で読んでもらうと、ミスタイプがわかりやすいので重宝している。それに加えてVOICEPEAKでは、人間らしい抑揚があるので
「この文言は入れ替えた方がいいかな。もうちょっと文字を短くした方がいいかな」
というところまでわかる。OSに付属している文章読み上げではこうはいかないので、すごく助かっている。
この音声、せっかくだからもっと利用したいな、と思って始めたのがポッドキャストだ。
そんな始まりだったので、そこまで気合は入れていなかった。再生があればもうけものだな、くらいの感じ。
そんな感じで200エピソードくらい続けて、あらためてポッドキャストを見直す機会があり、できるだけ客観的に聞こうと心がけて、いくつか発見があった。
大きな一つは「人間の音声に比べて、限りなくノイズが少ない」こと。
この「ノイズ」というものがうまく表現できないのだが
このノイズの少なさが「書いた文章であっても、心地よく聞ける」重要な強みになっている。
だからこそ、普段人間がラジオで会話するようなスピードやテンポで話をさせてみると。会話が早いと感じるし、次の言葉がどんどん残らなくなっていく感じがする。
これは注意して聞いてみて、初めてわかった、本当に不思議な発見だった。
だからといってその音声にノイズを加えても。人の声のようになるとは限らないし、良さも消えてしまう。不自然な仕上がりになるだろう。
これらについて。今のところは「発声スピードをゆっくりにする」ことと「文章の間を、思い切ってあける」ことを試している。
文章を聞く側に、咀嚼の余裕を十分にあたえるのだ。
それにしても。「コンピューターの音声でポッドキャストをする」というのは、気がつけばかなり特殊なことをしているな、と改めて思った。
自分としては面白く感じているので、これからもしばらくは続けていきたいと思う。
更新 2023月10日16 09時27分