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人はコップの形をしている。

人間は、変わりにくいようで、実は変わりやすい。

長年大事にした考え方や物事も、あっさりと切り替えられる。それは、軽薄とか薄情ということではなく。

柔軟性、と言うことだと思う。

人と接するときに。人の話を聞ける人、人の意見を引き出すのがうまい人。

彼らは「人はコップの形をしている」と考えているのだと思う。

自分という容器があって。その中に、水を注ぐように、考え方を入れている。

もし間違った考え方だったら。対処は簡単。入れ替えれば良いのだ。

自分というコップの中身を、気軽に捨てたり、継ぎ足したりできる柔軟さ。

それこそが、本当の意味での人間性だと思う。

長年育てた、とか。この考え方こそ自分だ、とか。そんなものは、本当はどこにもないのだ。

コミュニケーションとは、考え方のやりとり、入れ替え、棚卸しだ。

コップの例えで言えば。対象は、コップの中の水のこと。コップの良し悪し自体は、話の対象ではない。

それでも。指摘や否定が、コミュニケーションの中にあると。自分の人格や人生を否定されたと思う人もいる。

「あの人の話はもう聞かない」とか「あの人は良くない人だ」とか。そう思うのは、その人の自由だ。

けれど、それを伝える人の多くは。

「あなたは考え方を変えられる人」と信じて。

それを伝えているのだと思う。



更新 2024月04日17 14時13分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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