ただ、手触りが良いだけの石、みたいな文章が書きたい

文章のうまさひとつとっても、いろんなタイプがあるのだと思う。

最近は、何においても収益性の高さ。パフォーマンスの良さが求められている。

それって結局、短い時間の中にどれだけ詰め込めるか、濃密にできるか。そういうことなのだと思う。

緊張感が強くなって、妥協や無駄が許されなくなってくると。誰だって、意識もしていないのに。ストレスは少しずつ溜まってくるものだ。

これは、ストレスの存在を意識している、意識していないは関係ない。精神は寡黙で、問題が大きくなるまで。一人、頑張り続けてしまうのだ。

だけど、大掃除がめんどくさいように。毎日少し汚れたら、すぐにそれを片付ける。捨ててしまう。そういうことができれば。

気楽に明るく気分良く。たとえメンタルの部屋が小さかったとしても、そんな事は気にならずに、気分良くできるものだと思う。

文章を書き始めた頃、とにかく余計な言葉が多くて。言い回しばかりが勇敢で、内容が伝わりにくかった。

それが少しずつ良くなって。無駄がなくなり、コンパクトな文章の中にも、意味や意図を込められるようになってきた。

そして今。そういうものから少し離れた文章を書きたい、と思っている。

全く学ぶところがなくて良い。コスパはゼロ。それでも、読んだらちょっと気持ちがふわっとするような。機嫌が良くなる、踏み台になるような。

世の中には、意味や理屈は山ほど溢れるようになったので。そうじゃないところで「それでも少し気になるな」みたいな文章を書きたい。



更新 2025月02日12 08時29分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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