ユニークなIDとかアドレスとか

まいど。
ってことで、ちょっと仕事的な話。

住さんのブログを読んで

以下のブログを「なるほど」と思いながら読みました。
普段自分も思うことも含まれていて、興味深かったし、対策も「なるほど」って思えるものでした。
苦労して考えてこうなったんだろうなぁ、って思いました。

読んだ記事:
サイトのURL設計をやり直した | SEO 検索エンジン最適化

記事を読んでて「なるほど」って思ったのが以下の部分でした。

記事のURL
/document-name
カテゴリページのURL
/category-name/subcategory-name/

記事のアドレスはドキュメントネームだけを使ってユニーク(他とかぶらない絶対的な名前)に。
カテゴリの部分に、記事リストを作って、ドキュメントネームにリンクを貼る。

これだとカテゴリのしばりから記事が開放されて、記事詳細のURLは不変になります。
たしかに、今後も安心ですね。
「.html」を消すのも「消すんだー」って思ったのですが。
これも数年単位ではOKかもしれませんが「次の10年」を考えたら、たしかになくてもいいかも、と思いました。

うちのブログの場合(貧相な根拠)

うちのブログの場合、tagを使うのもやめました。
いつからか「カテゴリ」を使うのもやめました。
理由はほんと残念な理由で

  • tagはいちいちめんどくさい
  • カテゴリは時々入れ忘れ→だったらもういいや

みたいな、いかにも「誤字ある日記」を書く人っぽい理由です。
ただ、ほんとカテゴリとかも「日記」ってカテゴリがほとんどだったし。
「日記=ブログ」だからいらんよなーって思って消しました。

tagも書き出したらキリがなくて。
管理出来ないなら使わない、って感じです。

文章がどういう意味付け、カテゴリづけなのかは「外部から」評価される

今回の住さんの処置もそうなのかな?
結局その記事が「どういうカテゴリか」とか。「貴重かどうか」とか。
そういうものは「外部(リンク)」によって判断されるのかなーって思いました。

そういう判断や評価から、記事のURLを切り離す。
実際に「カテゴリ/サブカテゴリページから記事にリンクを貼る」という行為も。
同じドメインとはいえ「(記事から見たら)外部のページから、そういう評価をされている」ってことかなーと。

結局被リンクの評価によって、記事のカテゴライズはできてる気がするし。
それがらが評価されてまとめられて「googleの検索結果」になってるなぁ、と。

…などと考えていると「うーん、自分のサイトの整理整頓って小さいものだなー」と、ちょっと思ったりもしました。

うちが納品する物の場合

でもって非常に曖昧で申し訳ないのですが。
うちが納品するものの場合は

「サブカテゴリ」までいったら、その「設計を見直す」って感じで考えてます。

別にフォルダー的な考え方が悪い、なんてことはなくて。
むしろざっくりでもカテゴリ的な袋に記事をいれておくほうが、SEO的にも人がみる的にも分かりやすいと思います。

ただ、ホント10年前はyahooもディレクトリ形式でしたしね。
ほんと「全文検索」って割と最近って感じだったと思うので。
なので当時の人が「細かくディレクトリ整理しよう=丁寧なサイト設計」って考えてしまうこと。
これはしょうがなかったかなーーーみたいに私個人は思います。

幸いな事にウェブが成長したから規模がおっきくなって。
旧来の整理整頓方法ではどうにもならなくなった、という。
ウェブの世界が成長してくれてよかったなー(衰退しなくてよかった!)なんて思ってしまいます。
ははは。

エントリーはサイト設計に従う、サイトマップが変わったら、記事のURLも変わる。

そしてうちの場合。
一応上記のような感じかなーと思います。

記事詳細のURLより先にサイトの設計があるので。
記事のURLはそれに従います。

なので「記事のURLのユニークさ」よりも

「サイト設計がリフォーム、拡張に耐えられるものかどうか」

が重要になってると思います。

会社概要がリニューアルするたんびにアドレスがかわっても意味ないですし。
そうならないように「company.html」でなくて「company」ってカテゴリでurlをつくったりすること。
これは、a-blog cmsで制作するときにはよくやってます。

そうしておけば、今後会社がでっかくなって記事を足すときにも柔軟性がでるし。
これをエントリーから「.html」を削除した場合だと、ちょっとやっかいです。
(と書いていてなんだが、割とできなくもないな。最初から.htmlがないなら)

たしかに、改めて掘り下げてみると色々考える事は多々あります。

記事URLは「わしゃ、このカテゴリの記事なんじゃ!」っていう、記事が唯一行える宣言

そして、ちょっとまた別の考えかもしれませんが。
サイト設計をしていくと上記の事を感じたりもします。

なんで、うーん。
URLに最低限のカテゴリとか「所属情報」は「入っていてもいい」と私はおもってます。
でも細かすぎるとたぶん変更を余儀なくされます。

そのあたり「余裕の持たせかた」は確かにサイト設計の「コツ」なんでしょうね。

同じような事を、FileMakerでシステムつくってても割りと考えたりしてます。

「想定してないシステム変更」に対応するには。
どんどんユニークで意味をなくして行くと対応しやすくなります。
(そのかわり見てもさっぱりな羅列になります→っていうかそもそもそういう部分に可読性を残す事自体がセキュリティ的に甘いかもね、って言われた事もあります。)

とはいえ。
システムの場合はそのシリアル見せなくてもいいんですけど。
ウェブの場合は「この記事のURL」って見せるもの。
なんていうか「記事の一部」的なところもあるので。
そこがシステムとウェブの違いですね。

って書いてて気がついたのですが。
「記事の一部」としてURLを見せるなら。
「このカテゴリのこの記事です」って(サイト設計を)主張させた方が、一般的なコーポレートサイトなどの場合はいいかなぁ、なんて思ったりしました。

ブログの場合は割と平面的でもいいのですが。
サービスサイトとか、コーポレートサイトとかになってくると、やっぱり「やりすぎない」パスの表記はあるべきかなぁ……。

というところに、どうも私は収まってしまうようです。
URLは「サイト設計を表現したもの・具現化」みたいに思ってるってことなのかな。


更新 2012月10日15 21時12分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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