002-原曲超えの魔術師
まいど。
夜も蝉がしんしんとなく季節になりましたね。
ほんと風情を感じ…………うるさいっ。
窓開ければ蝉がなくし、閉めてエアコンかけても調子いまいちだし。
結局蝉の方を我慢してます。
youtubeを見ていたら、秦基博がいろんな人の曲をカバーをしていました。
それがほんとどれも凄い。
自分にとっても思い入れのある曲ばかりなので、一曲ずつ紹介させてください。
■冬、東京にてラジオから
ただ一つ 木枯らしに凍える日には
かじかんだ手を 暖めて欲しい
ぱっと歌い出しを聴いた時に、なんてせつない曲なんだろう、と思って。
そのままこの歌のファンになり、アーティストのファンになりました。
「愛について/スガシカオ」
この曲と「黄金の月」「月とナイフ」「夜空のムコウ」は特にスガシカオの純度が高い曲だと個人的に思っています。
9割9分の純粋と、1分の影。彼の望む純粋はいつもどこか切なげで、そしてすこし傷つきやすいのです。
それを秦基博が歌う事によって。
純粋な部分だけを抜き取って、より軽やかな、だけど又別の癖のある音に変えてくれます。
アコースティックだけで聴いてみたかった。
秦基博×スガ シカオ - 愛について
■友達の結婚式でイチオシした曲。
生涯忘れる事はないでしょう
まだaikoが全然メジャーになる前。カブトムシをラジオで聴いて「かわいらしくていい曲」と思いました。
「カブトムシ」って曲名だけど、発売されたのは確か冬で。
そのギャップもあわせて印象に残っていました。
でもほんと「カブトムシ」ってタイトルがまったくおかしくない曲の完成度で。
何より女の子の、愛する気持ちがとっても奇麗で切ないほどの愛しさで。
とにかくその感動そのままに、余興として作った友達の結婚式のスライドに使わせもらいました。
秦基博のカブトムシは、男の声だけに、ほんのちょっとブルージーに。
癖のある声なのですが、その声だけで聴かせるのはさすがです。
ちなみに彼の素晴らしいところは、その声の良さ、高さよりも、声の延びだと思います。
秦基博 - カブトムシ
■当時はいい曲だけど、地味だと感じた。
恋しくて 泣き出した
日々など もう 忘れたの
当時「イカ天」ってのは、僕にとってロックバンドが出るものだと思ってました。
でも放送は全然見てなくて。そしたら初代チャンピオンとして出てきたのがBEGINでした。
恋しくて。
いきなりバラードで、ブルースで、びっくりしました。
渋いけど、いい曲。
でもいい曲だけど、いい曲だけど………地味、みたいな(笑)
絶対カラオケで歌ったら場が沈むなぁっていう思いと共に。
でも自分のカセットやMDには必ず入れておこう!みたいな曲でした。
今になってあたらためて聴くと、20代の入り口では分からなかった良さが改めて分かります。
この曲があって、BEGINというバンドが続いてくれて良かった、という思い。
先日のフジテレビ27時間テレビの曲を知って改めて感じました。
秦君がこの曲を歌えばお手の物でしょう。
アコースティックで、バラードで。
この曲を自分のものにしすぎてしまってるのが、ほんと凄いなぁ…。
秦基博 - 恋しくて(BEGIN)
全体を通して思うのは
「秦基博がカバーアルバムを出せば絶対に売れる」
ということ(笑)
ですが、彼のオリジナルもいい曲がたくさんあります。
カバーはカバーで色々やってもらいたいのですが、彼のオリジナルにもそれ以上に期待しています。
ファーストアルバムはクオリティも高いしね。
青い蝶 - 秦基博
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